テオ・アンゲロプロス監督作品。顔も名前も知らない父に会いたくてドイツを目指す姉弟のお話。
言葉にしにくいがとても良かった。詩的で美しくも悲しい。死んだ馬に泣くアンゲロプロスとは対比に結婚式の喜びの場…
国際急行の無賃乗車。ドイツへ父を探しに。叔父の名前を口に出す。私生児。
雪の中、警察官はオブジェのように点在し空を見上げる。(雪が時間を止める 池澤夏樹)
テオ・アンゲロプロス史上一番近代的と思…
久しぶりに見返し。
テオ・アンゲロプロスらしい要素があちこちに見られる。国境、旅芸人、資本主義を象徴する巨大な構造物、当てのない旅、人の善意、自由の代償など。
それらがロードムービーの中で得意の長回…
人を笑わせること 泣かせること 難しいことだよ
旅芸人は監督自身 私は味方だ ファシズムへの加担の懺悔?
時代に翻弄され、傍観し、物語を紡ぎ続ける→与えるものへの移行
最初の時はいつでもそうなんだ…
容赦がない。
全編通して徹底的に鈍色が支配してて、荒涼とした風景を撮るのが天才的に上手い。外の景色もそうだけど建物もどれもこれも無機質で荒んだ感じで、地中海の空と海の鮮やかな青もヘレニズム時代の輝か…
ドイツにいるということしかわからない、会ったこともない父親を探して旅をしようとする姉弟の話。
テオ・アンゲロプロス監督によるロードムービー。
正しく霧の中を手探りするような、弟が何度も言っていた夢…
木の葉のように旅をする
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📍あらすじ
少女とその弟は名前も顔も知らない父親を探して金も持たずに列車に飛び乗った。アテネ…
常に曇天で地面は濡れている暗く冷たいギリシャだった。ギリシャが舞台とだけで何も知らずに鑑賞してしまった。とてつもないくらい素晴らしい映画!!
絵が本当に凄い、完成されているのを前提として場面ごとに…
「もしも私が叫んだとて、天使たちの誰が聞くだろう」
人生ベスト級。ギリシアの名匠テオ・アンゲロプロスの代表作。ストーリー、音楽はもちろんのこと、ショットが非常に完成されている。しかも単に美しいだけ…