あまりにもシニカルに生活の前景化が演出されてびっくりしたというか、今まで成瀬巳喜男映画でやってきたそれらの構造が最も剥き出しになってそのまんま見せる作品だった。
調和をもたらす存在として小津的原節…
映画前半で還暦を家族勢揃いでお祝いしただけに後半との対比が辛い。1962年の「女の座」にも連なる兄弟姉妹の話でキャストも一部被る。母親と暮らす覚悟を決めて黒木と別れた早苗にしたら突然老人ホームに行く…
>>続きを読む昔も今もそう変わらない。都合の良い時、悪い時の子供たちの差がすごい。お荷物扱いされるお母さんが可哀想だった。
皆それぞれに性格が違うので見応えあったし、あんなに無神経で無常になれる人間もいることのリ…
草笛光子が親指と人差し指でタバコ持ちながらも他の指も丸めた状態で口の端っこに持っていき、口の端にあるタバコに向けて火をつける時は手首を少し反らせてる一連の動きとか、高峰秀子が綺麗な姿勢で電話をとり、…
>>続きを読む裕福な家庭の長男が投資に失敗、家というものが物質的にも精神的にも雲散霧消するかも、という映画。
家族会議で老いた母(まだ還暦だけど)の世話をするのは子の義務だ、とか母の前で言って押し付けあったりして…
娘、妻、母
まさにこのタイトルがしっくりきた作品であった!
金に対する執着や考え方は人それぞれ。
新たな人生への一歩、老いることへの葛藤などなど地味ながらも様々な困難が降り掛かってくる。
なんか成瀬…