ドラキュラ伯爵のお城のような山頂の別荘で、
愛人エヴァやゲッペルス夫妻と過ごすアドルフ・ヒトラー。
ソクーロフお得意の歪んだ画面はないが、フォーカスのかかった見辛い色調が彼の作品らしさを表している…
それこそ「ヒトラーの伝記映画」などと紹介するのは勘違いというレベルで、終始「はぁ。」という感想しか出てこないような怪作
しかし、ほとんどどうでもいいシーンの連続の先にある容赦の無さは、しばらく忘れ…
黄昏の1942年、ベルヒルデ・ガーデン、「クソつまらない」ただの人間のアドルフ・ヒトラーが「クソつまらない」側近たち、そしてなぜかそんな「クソつまらない」人間を愛して愛してやまない、やめられない愛人…
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