これは記録するな。
「独裁者たちのとき」は合わなかったがソクーロフの歴史観自体は面白かったので、独裁者4部作の1作目を鑑賞。
1942年ドイツ。
ヒトラーとゲッペルス夫妻はヒトラーの恋人エヴァの…
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権力者4部作①
山の頂に建つ石造りの要塞のような山荘に、恋人エヴァを訪ねるヒトラー。腹心のおチビちゃんゲッペルスと妻マクダ、体臭がきついと揶揄られるマルティン・ボルマン官房長を引き連れて。
ヒト…
ソクーロフ監督の権力者四部作の第一作目。この後「牡牛座レーニンの肖像」「太陽」「ファウスト」と続く。
「太陽」(2005)が昭和天皇の終戦前後の半年を描いてなかなか面白かったので同シリーズを引き続…
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『モレク神』観賞。元々中東で崇拝されていた戦火の神とされるモレクにヒトラーを重ね合わせた作品。ファシズムで神のように崇められるヒトラーの人間的な部分に焦点を当てている。独裁者の神性を否定するかのよう…
>>続きを読む「モレク神」
冒頭、山上にそびえ立つ邸宅にいる1人の女性。ナチスドイツの総統ヒトラーの恋人、エヴァブラウンだ。メイド、コック、警護の人々、山荘、側近のゲッベルス夫人とボルマン、一昼夜の休息。今、2…
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パパヒットラー、ママヒットラー、、、如何にもマヌケな人間模様。それを神秘性のヴェールに覆い隠すソフトフォーカスな画面。物語終盤、アウシュヴィッツの話題を振られ、ポカン・・・とするヒットラーの描写はギ…
>>続きを読むラピュタ的なロケーションがすごい。白飛びなのか霧なのか雲なのかよくわからん謎の靄。下界から完全に隔絶されているように見える。しかもほぼ全編ソフトフォーカスでどこまでもおぼつかない。1942年のベルヒ…
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