ふゆの獣の作品情報・感想・評価

「ふゆの獣」に投稿された感想・評価

Mio

Mioの感想・評価

1.0
すみません、ほんとに言動がなにひとつ理解できなかった…。
とくにカギがどうこうのくだり日本語はききとれてるんだけど、まったく本当に何言ってるのか分からなくてスゲー怖くなった。

一回寝たくらいで責任とか俺のもんとかマジで1ミリも理解できないないないない〜。
別れる別れないは自分で決めろい。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.0
【全員不倫】
東京フィルメックス第20回記念として、過去の受賞作品から観客投票で上映作品が決められた。その1本『ふゆの獣』を観た。

今年のフィルメックスは、#MeToo 問題以降声が強まった女性の社会地位向上をアートという側面から拾った作品を中心に市山尚三は選んでいただけにタイムリーな選出となっている。

ダメ男に尽くす女、彼女は知っている。彼が不倫していることに。しかし、それでも彼の愛を求めてしまうという話を軸に何人かの人物の話が重なるもの。やがて観客は、登場人物全員が不倫していることに気づき、彼女たちが一堂に介する修羅場を指を咥えて見守ることとなる。

上映素材が悪く、音飛びが激しかったり、前半は陳腐なドロドロ人間ドラマというイメージが強く、あまり乗れなかったのですが、終盤の修羅場のあまりの酷さに爆笑しそこからボルテージが上がってきた。

クズが追い詰められると、自己防衛の為に無茶苦茶なことでも、さも正論のように振る舞うおかしさを風刺した本作はなかなか見応えありました。
あさの

あさのの感想・評価

3.8
いろんな考えや価値観をもった人間同士が本性をさらしぶつけ合う作品。部分的にわかるところもあるが、誰一人にも共感できない、けど傍観者としては面白い。
こういう芝居を撮りたいていうのは分かるし、確かに良い。でもどうしても気になることがあるとしたら、彼等の即興的芝居を三脚に乗せたカメラで、カットも割ることなく笑って泣くまでの一連の感情の起伏を捉えることは出来ないものかどうかということ。
出てる役者は無名だけど、彼等が職業俳優であるのかどうかも気になる。個人的な経験でしかないが、本当の素人の場合には台詞を一切与えないと、ただ困惑してる時間が流れて映画として一切使えないみたいなことになりがち。だからプロットだけを伝えた上で芝居をさせるとなると、それは俳優経験の有無が確実に関わってくるんじゃないかという気がした。
mito

mitoの感想・評価

3.6
超低予算作品。
ある男の浮気から始まる男女の言い合いに焦点を置き、
ラスト10分に命を掛けるタイプの作品。

最初の2人シチュの時は声が聞き取りにくい、盛り上がらないと不安だったけど、修羅場になってからは文句なし。
やっぱ、修羅場は観ていて楽しい、最低二股逆ギレ伝説シゲさん。もう開き直りっぷりが笑える。
ただ、登場人物にことごとく共感出来ない、まあ仕方ないけど・・・。 男の俺にはノボルの惚れた女が二股男と付き合い、それを疑ってる二股男の彼女に気持ちを吐露されてる時のイライラ感で共感するのが精一杯。

このレビューはネタバレを含みます

2011/10/7@桜坂劇場

 内田伸輝監督。わずか100万円あまりの予算で撮られた作品。

 この映画を観て考えたのは、日常生活で発せられる台詞と、ドキュメンタリーで発せられる台詞と、フィクション映画で発せられる台詞に、違いはないのではないかということだ。
 はじめに状況説明として半同棲中のカップルのカンバセーションが置かれ、それに彼氏と浮気中の女性や、彼女に片思いする男性が絡んでいく。会話から徐々にこれらのことは明らかになっていくのだが、その中で、たとえば女性が、彼氏が浮気をしているのは知っているが黙認している、そのことは確かに矛盾しているかもしれないが、それでも彼氏を好きで居続けざるをえない、ということを他者に説明しようと言葉を選び選び発言する様子が印象的だった。
 演じた女優さんと映画内の女性は別人だがほぼ即興的な手法を用いているがゆえに、おそらくは発言に女優さん自身の姿が浮かび上がるかもしれない。そこには、「きわめて現実に近いものをみたい」という映画的欲求に合致した場面ば発生する。
 ここに出てくる役者はすべて無名だ。

 よくよく考えると、登場人物たちはステロタイプなのかもしれない。
 浮気性の男性に、尽くす女タイプの彼女、その彼女に片思いする経験値少なげな男性に、浮気相手の女性。

 しかしながら、ほぼ即興の演出を施されたこれらのキャラクターは、観客が目をそむけたくなるほどのリアルさでもって私たちを圧倒する。


 特に後半の修羅場がものすごい。
 キングオブコメディのパーケンにそっくりな男が話す内容はある意味正論、いや、間違っているけれども説得力がある。
 今すぐスクリーンの中に入って行って殴りたい。

 そう思わせるに十分なほどだ。

 ここで感じたのは、彼には確かに他者を思いやる人間性とか、そういった善性が欠けている。しかしながら、そのことが恋愛においては決してマイナスにはたらくとは限らない。むしろ、どれほどひどいことをしていても罪悪感を感じないという、一般の常識に照らし合わせば悪徳としか言えないところに女性たちは惹かれているのかもしれない。スクリーンの前でチクショーと思いながら、そんなことを考えた。
大学の課題として人生初の東京フィルメックス参戦!有楽町朝日ホールへ観に行きました(2010年の話です)。監督や俳優の舞台挨拶も初めてだったので、非常に思い出深い作品です。内容も、何というか「グロくない園子温」というか、心臓を震わされるようなインパクトのあるものでした。結果的にはその年のフィルメックス最優秀賞に輝いたことは、この作品が評価されている何よりの証拠だと思います。

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