身をかわしての作品情報・感想・評価

身をかわして2003年製作の映画)

L'Esquive

製作国:

上映時間:123分

3.9

「身をかわして」に投稿された感想・評価

skip

skipの感想・評価

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演劇を撮る気なんて微塵もなくて徹底して顔は切り替わり最後は引いてキメが入る。だけど勿論文脈としては日常と対比されていて。恋愛とか演じるとか。これが情熱も衣装も素敵なわけですよ。情緒不安定が続く様にストレス溜まるかといえば人為的な事が透明なのでむしろ至極笑えるんです。
やはり青春映画として。みんなどこかスキがある感じが若くて最高だしユーモラスだし。肝心の主人公は最後まで全く覇気がないのも一貫してて面白かった。
一

一の感想・評価

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『アデル、ブルーは熱い色』でもテーマのひとつだった出自からの逃れられなさってやつが、今回は青年たちに演劇を教える教師の口からそのまま発せられていた。ロールを演じるとき一時でもその拘束から放たれるリディア(扇子ぱたぱた風通しがいい)たちに対して、最後まで自分から自由になれなかったクリモ。その克服できなさがたまらなく切ない。僕はクリモだし。『アデル、~』とセットで。僕はアデルだし。あとサラ・フォレスティエ可愛い。
Arisa

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下流階級の学生たち。
内気なクリモという少年は演劇の練習に夢中で活発なリディアに恋をし「愛と偶然との戯れ」でアルルカン役を演じ気をひこうとする。
クリモの告白に戸惑ったリディアは返事を保留にし、クリモの元カノや彼の友達はリディアが彼をはぶらかしている、と言い完全に自分の物差しで他人を見ていて、ものすごく自分中心な子達なのだけれど
そういった思春期の衝突というのは敏感な時期だからとても大切な事だと思った。

そして戯曲を演じるわけですが、
ここで先生は”役の気持ちを想像する。自分を引っ込める”という事を教えるわけで、
そこがまた対比となっていて面白い。
クリモの演技がひどい棒読みで、彼は想像力というものが全くない以前に興味があるのは演劇ではなくリディアで、
そんな彼を見ていてイライラする(というのも自己中だよね)彼の友達は、リディアの気持ちを白黒はっきりさせようとリディアと同じ演劇仲間のフリーダに暴力的な脅しまでする。
そしてフリーダもフリーダで噛み付くし、もうみんな嚙みつきすぎなんだけど、
思春期は皆自分を守ることで精一杯だよなぁ、自分が正しくて偉いと思うことで自分を保つんだよなぁって。
全くファンタジーで味付けされていないリアルな思春期と下流階級の学生の風景を観れてとても圧倒された。傑作。
貧しい移民のティーンエイジャーの頭の悪い喧嘩が延々と続く。執拗でくどい。案の定お披露目の会直前まで。はぁ。
傑作。
演劇と人生が交錯する、ルノワール『黄金の馬車』オマージュな作品。本作も、とにかく切り返しのショットの多さ!しつこさ!そして、特筆すべきはカットごとの顔が映るサイズが統一されてないことだ。

普通、映画内の演劇のシーンは、舞台上の人物達を同一カットに収めるような撮り方をすることが多いのだが、本作の演劇の練習のシーンは、わざわざ台詞ごとに、切返してカットを割る。「これはあくまで映画だ」と主張するかのようなシーンでぐっと来る。

主人公のもぞもぞしゃべる青年(かなりアホッぽくて笑える)が、幼馴染の子に告白するシーンも、切返すごとに画面内に映る顔のサイズが大きくなる。感情の燃え上がりと、何か起きる前兆を画面内の顔のサイズ変化だけで表現するのだからてえしたもんだ。
keiji

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2.9
ティーンの話なので割と面白いが、皮肉が効きすぎているようにも思う。
1234

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2.9
初ケシシュ そんなにノレず これは原語がわかればティーンエイジのスカースがわかっておもしろかったのかも フランス語わかんないからわかんないけど
mmmcy

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郊外、団地、演劇、女子、男子、お針子は中国人(?)
yuria

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5.0

何度見てもサラ・フォレスティエの強い瞳と喧嘩節にメロメロになって元気が出てきちゃう。反対に馬鹿で阿呆で間抜けっていう三拍子が揃った男の子も、だれもシンデレラと王子様にはなれなくて、とにかく最高。


以下少し書き直したけれど19歳のときに書いたファッキンな文章…,
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本作は、自身も移民家系であるケシシュが寄り添う労働者階級の問題が根底に轢かれた、若者たちとバンリュウ(移民系家庭が住む安い団地)のスクール物語だ。

ロマンチックな夢物語は空に向かっていくのではなく、薄暗い地下へ下るところからはじまる。ヒロインであるはずのサラ・フォレスティエは髪の毛を遊ばせ小鳥と戯れるのではなく、パサつかせた髪の毛を振り回しながら金を値切っている。これもまた日本人が憧れるフランスの方側面だということ。

マリボーの戯曲『愛と偶然の戯れ』が主軸となり、少女は溺れ、少年は狂う。演劇と映画のリミックスは、冒頭でヒロインの衣装を纏ったサラ・フォレスティエがでてくることからも、モーリス・ピアラの『愛の記念に』を彷彿させた。
YurieY

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2.0
何を言ってるのかわからないし、もうちょっと考えてから言葉にすればいいのに。なんで相手に状況説明する前に罵りが出るんだかわからん。大寺さんも言っていたけどフランス映画って、ああいう伝統的な美学がある。それがとても苦手で、なんでああいう映画ってずっとどなっているのか謎。ドランの映画も、「ある過去の行方」とかもフランス語だしずっと怒鳴ってるけど、なぜか大好き。どうしてだろう。
スペイン語とか韓国語は好きなんだけどな。
自己主張はいいけど、落ち着いて!常に怒るなよ〜
もっと楽しく生きればいいのに!
私の周りのフランス人はみんな穏やかなんだけど、映画になるとイメージ変わるから、ああゆうの見るのが好きなのかな?
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