セリーヌ・シアマ監督のデビュー作。これで観たのは4作目だけど、全部めちゃくちゃ好き。
憧れ、好意、嫉妬など思春期の女の子たちの複雑な心情が痛いほど伝わってくる。それぞれが葛藤を抱えながら大人へと近…
単純な性とか恋愛だけじゃなく、子供でも大人でもない思春期の複雑な思いを見事に映し出す青春映画。
あの友達の痛々しさが、実はこの映画の肝だったりする。マリーは背伸びして年上の彼女に近づき、まだ子供っぽ…
セリーヌ・シアマ監督のつくる作品がとても好きだ。『燃ゆる女の肖像』では生理になった女性のおなかを小豆(?)で温めるシーンがあったが、それをみてはじめて私は「昔の人にも生理があったんだ」という当たり前…
>>続きを読むマリーはフロリアーヌをじっと見つめる。座りながら、水の中から、窓の外から。マリーから見えないフロリアーヌは観客からも不可視の場所に隔てられている。フロリアーヌが何をしていて、何をしていないかは、マリ…
>>続きを読む大人の階段を登る。若いから棘がやわらかい。好奇心と現実逃避。アバンチュールのあとの虚無感と不安。燃えたぎる生命力と性欲があっても不意に遠い死について考える。私も天井を見ながら死ぬのかな。
くれなゐ…