幻の光の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『幻の光』に投稿された感想・評価

3.0

2025年399本目
是枝裕和監督長編デビュー作。
デビューが30年前ということに驚き。

感想としては、自分にはちょっと早すぎたかも。
「誰も知らない」や「万引き家族」っぽい雰囲気だけどエンタメ性…

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光と影、こちら側と向こう側。人は時折幻の光に魅せらるんやと。ひとりの喪失と再生の物語。とても好きな作風だった。
PomPom
4.0

是枝監督の作品はずっと好きで、でも肝心なこの一本だけは観ていなかった。
初めての作品で何を描いたのか気になって観てみたら、思っていたのとは少し違う印象を受けた。

どこかに静かな無常感を秘めている人…

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3.0
是枝監督の劇場映画デビュー作
画面の暗さとずっと引いた画の印象

感情の波は凄く緩やかに、けれども少しずつ確実に心のうちを蝕んでいく。

子供心に残る後悔の念、理由不明の夫の自殺。ゆみ子が匙を投げて後を追うことを、止められる人はいない。それでも直向きに、少しずつ前…

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月
3.7

是枝裕和監督(映画監督デビュー作)
原作:宮本輝(同名小説)
脚本:荻田芳久
主題歌:サニーデイ「幻の光」

ゆみ子:江角マキコ
(第19回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞)
郁夫:…

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幼少期に死んだ祖母のことが忘れられないゆみ子は結婚して子供を儲ける。そんな時、最愛の夫は自殺してしまう。

後の『歩いても 歩いても』と同様に過去に失った人に囚われる人の話。本作は是枝監督のオリジナ…

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愛する人に理由も分からず旅立たれ、1人残された女性。新たな人生を歩むものの、愛と思い出は過去に居続ける。
そんな、過去の重りを引きずりながら生きる姿が描かれていた。
甲野
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ひかりの入る角度や箇所のソコがすごくグワーーって感じ、考えてもわからないことはずうっとわからないなーと思います本人でないので、でもわかりたい気持ちは消えないので、ンン、ン。自然のデカさがスッゲースッ…

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終始静謐なトーンで進む作品ですが、光と影、昼と夜、夏と冬、町と田舎、喧騒と静けさ――その対比の美しさが映像に息づいています。遠景と近景を巧みに織り交ぜたカメラワークも印象的です。台本を越えて自然が語…

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