20251025
n回目の鑑賞。4時間弱あるこの映画。ゆっくりとなめるように動くカメラワークとゆったりとした編集で、何かが起こるのをじっくり、待つ。我々はただ、彼らが元の場所に戻ってくるのを、ひ…
バスジャック事件で生き残った3人が寄り添い家族のような形になっていき、父性が芽生え、という流れは、画面の中で淡々と進みつつ予測できない方へ転がって行く。
人間性を丁寧にゆっくり描き、だんだん人物像が…
モノクロ茶…セピアカラー。この映画の感想を書こうとすると、結局のところ情景描写やシーンの説明に偏ってしまう気がする。たとえどうにかそれらを文章化しても、本来の魅力を的確に書き表せる気がしない。それだ…
>>続きを読むずっと続く美しいセピア色のシーンと不快にさえ感じる雑音、死をイメージする咳の音。
それぞれが抱える孤独、鬱。
すべては監督の狙いどおりなんだろうけど、息が詰まる想いで耐えきれなくなりそうだった。
ラ…
やばすぎる。全ショットよかった。
役所広司は寡黙ながらも、意外と若い言葉を使うから新鮮な驚きがある(「さんきゅさんきゅ!」)。ずっとセピア色だったのに画面が美しかった。場面によって明るさ、影が全く違…
釜山国際映画祭2025で鑑賞。
静かながら、ノックの使い方、言葉がなくても伝わる感覚、ノワールな色彩表現、すべての緻密さが映画として完成していた。
目の前で無差別で無意味な殺人を目の当たりにしてしま…
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