EUREKA ユリイカの作品情報・感想・評価

「EUREKA ユリイカ」に投稿された感想・評価

まろん

まろんの感想・評価

3.8

セピアの静かな作品っていう表現がピッタリなのだが………

バスの運転手…乗客の子供の兄妹………突然始まるバスジャックという事件………
事件が起点になり始まる物語………
思ってた以上に………長い……邦画であるの?この長さ………

人間関係と心情描写
ポツリと出てくる事件は映画を飽きさせないで物語を進める

宮崎まさる………宮崎あおい………役だけじゃなく本当に兄妹!
衝撃的!
そして役所広司は…この時からすでに役所広司!

喪失と再生って………セピアからカラーになったら再生って事なの?………そんな安易じゃないだろうって思うけど……人の内面的な部分は長い時間をかけてよく描写されている…とても静か過ぎな映画
今までハッピーエンドの流行ってるしかほとんど見てこなかったから驚いたけど、この映画を機に考えさせられる映画があることを知って、必ずしもハッピーエンドがいいわけではないと知った。

小学6年生の時に初めて観たからまた観たい!

最初DVD借りた時は長いなと思ったけど観てたらあっという間に終わった。
その時は初めての白黒映画で初めえっ!と思ったけど異世界を作っていて逆に現実に本当にみんな登場人物がいてこの出来事が起こってそうと思った。

私の中の映画ランキングでも片手に入るかも
is

isの感想・評価

4.5
静かな静かな映画
全編ほとんどがモノクロで映されるせいだとか、心の裡を口にする登場人物がいないせいとか、視覚/聴覚による静けさ以上に、静かな作品

「境界を超える」ことが全く猟奇的でなく、ただ静かに箍が外れてしまっただけ
直樹のこころがほんとうに壊れたのは、バスジャックの瞬間ではないんだろうね(梢と沢井さんもそうかもしれない)

梢はきっとすべてをゆるしている
最後に呼んだなまえたちは、彼女には必要なピースだったんだろう
「大津波がくる」という台詞からはじまる冒頭は圧巻

秋彦、「Helpless」で彼が遭遇したショックを鑑みると、まっとうな若者なんだけど、この作品ではとても異物になる
彼にはきっとそれは「世界の外」だから

長尺だし、情報量も決してすくなくないけど、おんなじトーンが貫かれていてわたしは飽きなかった

このレビューはネタバレを含みます

 バスジャック事件の被害者が同居し始めて、再出発するために旅を始める話。

 惨劇であるバスジャック事件を体験した人たちの心象風景を映像にしたセピア色の映像は不思議な心地よさで1つ1つのシーンが長いですが、見入ってしまう魅力がありました。
 心に傷を負った人たち。その人たちにどう接していいのかわからない家族や興味本位で接する人たち。というのを長い長いシーンで見せていって、何かを見つけるために旅に出るというロードムービー。前半がやや劇的すぎて個人的には前半と後半のタッチが違いすぎて、ついていけない部分がありました。

 3部作の2部作目なので、兄妹のいとこの話していることとかがもっとわかって3部作全体で見るともっとわかる映画だと思いました。
 リアリティの面を考えると、赤の他人のおじさんである主人公を小さな兄妹と同居許されるのかな? とか人を殺すことを結構簡単に許しちゃったりといかがなものか? と思ってしまう部分もありました。犯人を出頭させてすぐに旅を続けられるものなのか? 警察とかマスコミは出てこないのかな? とか思ってしまいました。が、3時間以上でも惹きつけられる映画でした。
YCAM爆音映画祭ラストの作品。最後の最後で約3時間半の作品、観る前は「ああこれ絶対どこかで寝るわ…」と思ったが、マジで一睡もせずに最後まで観られた。観終わってすぐスーツケース持ってダッシュで夜行バス乗り場に向かわなければならなかったが…

話は、90分とか2時間とか、もっと短くしようと思えば出来るんだろうと思うけど、必要な長さだったというか、なんならもっと観たいと思わせてくれた。

これ、よくよく考えると役所広司演じる沢井さんに、あの兄妹に対してどれほどの保護者的存在としての責任があるべきなのかとか、「いや、沢井さん、一緒に住むのは100歩譲っていいとしても2人にちゃんと学校行かせるべきでは…?」とか、観てる途中思わないでもなかったんだけど、まあでも現実で考えればそうだと思うんだけどなんかまあこれでもいいのかなと思えたというか。この映画のキャッチコピー通り登場人物たちが癒されたのか、再生したのかは分からないんですけど、あの共同生活の時間は必要だったんじゃないかと思いました。
レイアウトは隙がなく素晴らしい
ただ長い

この映画からは客は途中で席を立たないとおもっている奢りをかんじる
嫌い
SH

SHの感想・評価

3.5
何年か前ですが、みてよかった。
長いしいろいろあるけど最後、振り返って微笑むところは今でも覚えてる。
被害者と加害者(その家族や遺族を含め)を描いた想像力に関する映画。
事件報道をみている私達は渦中の人物と自分達の間に安易なラインを引いてしまいがちだが、この作品でいう沢井や直樹らと私達の差などほんのわずかだ。

ラストの宮崎あおいが振り返るシークエンスは至高。
劇中の描写も豊かさがある。
壁をこづくとか足を組み替えるとかね。
長いけど、とても面白かった。


特に中盤でかなり自分と重なって
思わず観ててヒヤッとした。。

宮崎兄妹のキャスティングは言うまでもないけど、役所広司の寡黙な演技がすごい。
なんであんな表情ができるのか、末恐ろしい。。


あとなんで舞台が福岡なのかと思ったら
青山晋治が福岡出身なんすね、納得。
Reo

Reoの感想・評価

3.8
良かったけどちょっと長かったかな
それでもあれだけ静かな物語でこれだけの長さを持続させるのはすごいし、ショットとか構図とか含め映像に惹きつけられる
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