作中にずっと寂寥感やその予感みたいなものが漂っていて、ラストの娘を送り出した夜の空き部屋になった二階と、独り暗がりに立つ笠智衆の横顔の表情に集約される。岸田今日子と加東大介の軍艦マーチ(1回目)のシ…
>>続きを読む終盤にかけて、娘を嫁に出す父の寂しさ、哀愁が丁寧に描かれていたため、子供はおろか、結婚すらしていない私でさえ感情移入することができた。失恋のようなものなのだろう。
特に突飛な内容でもないのに全く飽き…
小津安二郎の作品でしか見れないものがある。
「どうだもう一杯」とお酒を注ぐシーン。「ごめんください」とドアを開けるシーン。帰宅して、スーツを脱ぐシーン。胡坐をかいてお茶を飲むシーン。下から見上げる固…
1962年の小津安二郎監督の遺作をニューデジタルリマスターで。
妻に先立たれた初老の父親が娘を嫁に出す話で、当時の価値観だと理解はするも女性蔑視が酷すぎて苦々しかった。
他方でカラーの小津調は更…
脂の乗った酒に合うそんな話をして、いつかの苦味を紛らわす。その内蔵が、お酒に合う時合わぬ時、いろいろあるけれど。そうくりかえし、くりかえし、昨日の、明日は、今日。
みんなにあるさ。それでもやっぱり…
1962年制作の小津安二郎の遺作。うーむ、非常に現代的であります。この感覚、きっと若い頃にはわからなかっただろうなあ。
ニッポンのポップアート、現代劇の到達点。私の古い家族もこういう時代を生きてき…
飲食シーンが特に印象的。恩師を囲んでの飲み会やトリスバーの場面など、何とも言えないグッとくるものがある。
映画そのものの良さもあるが、1962年公開で当時の時代の雰囲気を感じられるのも良い。
こうい…
小津監督作品はどうにも見ず嫌い(別に嫌いと思ってなかったが)していたが、見てみると楽しめた。
俳優陣のセリフ読みが独特で、人情劇を見ることが多い私には途中は退屈に感じる場面もあったが、じっくり見てみ…
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