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「あなたへ」に投稿された感想・評価

ちひ

ちひの感想・評価

3.7
少し歳をとった健さんだけど、やっぱり素敵。田中裕子との掛け合いが、いい。
雪の日の、家の前での何でもない会話に、何故かキュンとした。その時の田中裕子の演技が素敵。私の評価では、100%の可愛らしさだと思う。
映画で歌われた「星めぐりのうた」、この映画を観て好きになった。
rina

rinaの感想・評価

3.5
これを完成披露試写会で見て、
高倉健さんをはじめて生でみた。
そのあと、よくわからなくて、
もう一度みた。

時代の流れが違い、なんで??って
思うこともあったが、これもこれで
昭和のよき時代の映画なのかなと思った。

草彅剛がでなかったら、
健さんに興味を持つこともなかった。
本当にありがたい作品です。
高倉健さんの最後の主演映画である。
公開当時、本作に関連した日本経済新聞電子版「高倉健のダイレクトメッセージ」愛読していて、そのブログからは高倉健さんの東日本大震災への思い、映画への愛、映画人としての矜持が伝わり、ピーンと背筋を伸ばした立ち姿も浮かんできたのを覚えている。
前作のチャン・イーモウ監督との「単騎、千里を走る。」では、息子の足跡を辿る中国の旅を描いていたが、本作は亡き妻の面影を偲ぶロードムービーになっている。
富山刑務所の指導技官・倉島英二は、手渡された亡き妻からの絵手紙の遺言に従い、妻の故郷である長崎へ旅立つ。
富山から長崎という遠く隔たった距離も、飛行機や新幹線を利用すれば、その日の内に到着すると思うが、主人公の英二は亡き妻との「繋がり」を惜しむかの様に、妻との約束であるキャンピングカーを駆って目的地を目指す。
この旅で英二は様々な人々と出会う。
「袖触り合うも多生の縁」ではないが、このちょっとした出会いが後のエピソードに繋がる構成が良い。
出発地の富山をはじめとして、主人公が旅する各地の美しい風景を背景に、出会いのドラマと亡き妻との思い出が情緒たっぷりに描かれる。
果たして主人公が辿り着いた妻の故郷には何が待っていたのか、遺言通りに英二は成し遂げることが出来たのか?
「風鈴」のエピソードにあるように、人は一つの事に拘らず前を向いて歩いて行かなければならない。
英二の亡き妻・洋子の思いが或るシーンから静かに伝わった時、思わず嗚咽してしまった。
緩やかで穏やかに綴られる夫婦の愛情物語は心の襞に触れてきます。
ゆき

ゆきの感想・評価

3.8
帰る場所

旅と放浪の違い、待っている人と待っていて欲しい人の差。
いろんな人と出会うのは、寡黙ながらに魅力が溢れる証拠だろう。
人生を添い遂げた相手へ最期に贈る言葉は、何がいいんだろうか。
きっとたった一言でいいんだなとこの作品で思えた。
じわじわと心の奥が温まる時間でした。
高倉健さんと大滝秀治さんの遺作とのこと。もっと触れておけばよかった。

***
亡くなった妻から絵手紙が届いた。“故郷の海に散骨して欲しい”という要望を初めて知り、夫はワンボックスカーで一人旅を始めた。
しみじみ良かった。

高倉健。

こんな役者もう出てこないだろうな。

このレビューはネタバレを含みます

なんてことはない話だし、旅立つ前が長いなって思ったし、綾瀬はるかの長崎弁違和感すごいし、病気のせいもあるけど健さん太ってないとか、色々思ったけれど、

田中裕子の歌いいし(作詞作曲が宮沢賢治なのね)
田中裕子、素敵だし、
「旅と放浪のちがいは何だと思いますか?」って台詞好きだし、
健さんが長崎の写真館の前に立って、ガラスを叩いて「ありがとう」ってつぶやくシーン、じーんとくるし、
絵手紙を海に飛ばすシーン(なんだか鳩のように見えた)を素敵だし、
大滝秀治の「こんな穏やかな海に仏さんも喜んでる」っていうシーンも好きだし、
「自分は今日、鳩になりました」ってせりふも、ちょっとしたどんでん返しで好きだし。

最後、退職届を送るシーンがあって「なんで?」って思ったけれど、「自分の好きな道を歩いて」という奥さんの言葉があったからなんだろうなぁ。
エンドロールで、新しい自分の道に向かうような健さん。
遺作だから余計に考えちゃうけれど、亡くなっても、健さんの道はずっと続くんだなって、歩いている姿を見て思った。

高倉健、最高だな。
高倉健さんの最後の作品。素敵なロードムービーでした。田中裕子の歌声がとても美しく印象に残りました。
公開時に劇場で鑑賞できて良かった。気をてらわず、地に足がついた物語でありながら、映画としてのドラマ性もあり、人生の悲哀、優しさ、愛が凝縮されてる。健さんについてはまだコメントできるに至ってないけど、驚いたのは草彅剛。役者としての彼をよく知らなかったが、いぶし銀の俳優陣の中でキラリと光る素晴しい演技だった。
chan

chanの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

亡き妻から届いた絵手紙が道導。
様々な人と出会いを重ねながら
富山から長崎への男一人、車旅。

妻の想いに止まった時が
動き始める。

旅の終わり、それは放浪の始まり。
人は誰しもが旅人であり
放浪者なのかもしれない。

何を語らずとも哀愁漂う男の背中が
大人の生き様を物語る。

このレビューはネタバレを含みます

10数年(うろ覚え)連れ添った妻を亡くした元刑務官で技官の嘱託職員。亡き妻の要望で故郷の海に散骨するため、以前から妻と楽しみにしていた手作りキャンピングカーで旅に出る。妻の要望の真意を量りながらの道中での出会いを描いた映画。

ぐっときたところ
奥様のレシピを見ながらの車中での料理・スズメが飛び立つ様が描かれた二枚のハガキを吹き飛ばすシーン・最後海沿いを一人歩く横顔(遺作と思うとさらに印象深い)

結局旅だったのか?放浪だったのか?このあと健さんは帰るのか?退職したし帰らないのか?
疑問は残るけど、最後健さんのすっきりした歩みを見るとそんなことどうでもよくなった。
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