居酒屋兆治の作品情報・感想・評価・動画配信

「居酒屋兆治」に投稿された感想・評価

sorairo

sorairoの感想・評価

3.0
他に見なきゃいけない映画があるような気がしつつも、いまいち気乗りしなかったので、つい安定のこちらを見返してみました。

どこかで見たことあるような名優盛り沢山です。
謎の細野晴臣とか、原作者の山口瞳も出てますけど。

居酒屋で飲んでる風景って、なんだか見飽きないんですよね。映画じゃないですけど、酒場放浪記もそうですね。

今見ると、ストーリーは別にって感じでした。面白いことは面白いです。

しかし、高倉健って背筋ピンとしてますね。

これ見ると、セットで夜叉も見たくなります。
mugcup

mugcupの感想・評価

4.5

一日一健さん。

(明日からは「一週間一健さん」にしていきます。二週間お付き合いありがとうございました♡)

降旗監督は、人を魅力的に撮る天才だ
とりわけ、女達を。

茂子さんとさよさん
対照的な二人だけど
どちらも素晴らしかった。

さよさんみたいな女は
幸せとは縁遠いけれど
男達の心に残る女なんだよね。
ちょっと羨ましいな。

でも、私は茂子さんの逞しさが好きだ。
心ほど、思い通りにならないものはない。
信じて自由にする事でより
人と人は繋がれるのかもしれない。
いやー、ちあきなおみ観るとは思わなかった。というくらいの映画だ。高倉健がいないと成立しない映画。田中邦衛と釣りやっていると「新幹線大爆破」を思い出す。大原麗子が変!しかも池辺良とか大滝秀治とか絡みやすい人ばっかり出てくる。これファンじゃないと辛い映画だ。
健さん居酒屋になるの巻

この映画は公開前に、観に行ったアメリカ映画の「ブルーサンダー」の前に流れる長い予告編が、結構印象に残っている作品だった。ただ当時は子供だったので、描かれるその世界に興味有りませんでしたが・・

上司からのリストラ指示に嫌気がさして大手造船所を辞めた健さんが、居酒屋稼業に入り、軌道乗り始めた頃、昔の彼女の大原麗子から連絡が・・

大原麗子の元彼女は、結婚して子供もいるが、健さんが忘れられずにいる。

しかも少し心を病んでいる雰囲気も漂わせる。

突然健さん店に現れて、思い詰めた様子で恨めしそうに「あなたが悪いのよ〜」と一言!ちょっと怖いよ。

この映画の背景に流れる曲が、カラオケや店舗の有線から無造作に選んでいるのか、麗子が病気で吐血しながら死ぬ場面で、背景に流れる曲がアニメソングで有名な杏里の「キャツアイ」なのは、無神経なのかギャグなのか?ここは理解に苦しむ。

だけど大原麗子当時37歳、首回りのたるみも目立つ熟女だが、はっとするほど美しい。

そういえば、健さん初のテレビドラマシリーズ「あにき」でも兄妹役で共演してたな。網走番外地とか。

健さんと田中邦衛は私生活でも仲良しらしいので、二人の絡みは健さんの素が出ている。
冒頭の邦衛との絡みは、ホントに仲の良い仔犬がじゃれてるようだ。

大滝秀治(当時58歳)が劇中で石野真子を嫁にしている?!石野真子は当時、長渕と離婚したばかりの当時23歳だが、めちゃくちゃかわいいくて、10代に見えるので、犯罪だー!ホントは羨ましいけど。

左とん平が麗子の旦那。抑えた演技で好演。

気になるところは、大した証拠もないのに6日間も健さんを拘留する小林稔侍警察は無能では?

そういえば、失踪した大原麗子が働くキャバレーはどう見て風俗店な印象。

小松政夫さんのパートは、どうしてもギャグコント風に見えてしまう。

伊丹十三扮する社長の行動は、鉄拳制裁が多くてほとんど暴力団。それに付随する殴る蹴るの効果音がタイミングを含めてヒドイ。コントか!

初代三菱パジェロに乗った健さんと邦衛が、川の中を爆走!環境破壊だ!

全体的には降旗康男監督の正統派の職人芸と木村大作キャメラマンの映像はさすがの素晴らしさで楽しめます。
降旗康男監督作品。
個人的にこの作品の口ベタでコミカルな雰囲気漂う高倉健、好きです。
貴重な高倉健が自転車をたちこぎするシーン!
そして乱闘を止めに入った高倉健が田中邦衛の振り下ろしの右フックを浴びるシーン!
これを見れただけご満悦です。
鉄生

鉄生の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンの高倉健氏がやはりカッコいい
健さんはなんでこんなにカッコいいのだろう

亡くなってしまった元恋人と一緒に写っている写真に火をつけて、灰皿の上で燃やし、一人酒をあおる高倉健演ずる主人公英治
ふと見上げた先には、食器棚に映る自分の顔があり、目には涙があふれている
その自分の顔を見つめながら、英治は、「元気出して、いこうぜ」と1人呟く

抱いてくんねえかなホントに

しかし日本人というのは、つくづく英治のような人物が好きなんだな、と

それが良い、悪いではない

好きなのだ

茂子の言うとおり「人が心に思うことは、誰にも止められない」のだ
KOZO

KOZOの感想・評価

4.2
先日観た『駅 STATION』と比べると、居酒屋に来る常連たちとのコミカルなやり取り、時々出てくる豪華ゲスト(細野晴臣にビックリ)には和む。でも対になるのかヒロインの大原麗子の役が薄幸過ぎて辛い。終始笑顔が無く。。
そして敵役の伊丹十三がホント憎たらしくて上手い。この人を初めて見たのは大河ドラマ「峠の群像」の吉良上野介。憎たらしかった〜。
後のヒット作連発の監督時代後のほんわかした家族の映像を見ても、吉良のイメージが。
ラストシーンの切なさにじんわり。
エンドロールがなかなか画期的でカッコいい。
伊丹十三と細野晴臣が取っ組み合いしてて私徳
キャストが凄いな
昭和の濃度が濃すぎる、高倉健版「深夜食堂」。大原麗子のあれこれ、やたら喧嘩っ早い常連客、扇風機のくだりとかに、ちょっと引いちゃいました。演歌の世界を映像化!って感じ。
わきお

わきおの感想・評価

3.6
◼️行く末を予感させる脆さ

函館で妻と二人で小さい居酒屋を営む店主藤野英治と、かつての恋人で英治のことを忘れられず少しずつ病んでいく「さよ」との間で生じる諍いを中心に、周囲の人間も巻き込んだ模様を描く人間ドラマ。
さよを演じるのは往年の大女優大原麗子。拭えない想いに悩み、やがて転落していく様は痛々しい。終始寂しさと憂いを携えた表情は艶やかだが非常に繊細。俳優として、また恋多き女性として一時代を築きながら寂しい最期を迎えた実像と重なり少しドキッとしました。先入観かもしれないが、何やら暗示めいたものを感じてしまいます。

そんな彼女に振り回される英治を高倉健がかっちりと演じます。妻への仁義を全うしながらさよが気がかりでもある複雑な心境をまた違った繊細さで演じている様は流石でした。

私個人としては、さよのような存在が生まれてしまうと正直疎ましくて仕方がないかも苦笑。サラリーマンのように個人の問題は個人に委ねられる場合と異なり、兆治を中心にした地元の深いつながりが事を大きくしているような気もしましたね。

人生万事塞翁が馬。色々なことが起こるわけです。
その模様を覗くような人情系作品は結構好きかもしれません。
モヤっと心に残る感じが。
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