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「KT」に投稿された感想・評価

北朝鮮、日本と仇敵の多い韓国が、さらに内部分裂していた時代の史実を物語化している。
軍事政権当時のやり口は、北朝鮮に勝るとも劣らぬ残忍さであったことが伝わってくるが、実行犯として描かれるのは立身出世主義者(韓国)と、戦時でしか生を実感できないキ●ガイ(日本)。
かく言う私はと言えば「陸幕って何?」と首を傾げるほど平和ボケしているのだが、それにしてもオーバードラマティックなラストは、いかにもフィクションという感じだった。
ただし本作を観た金大中は「おおよそ事実」と語ったようで、彼を取り巻いていた状況に関しては、忠実に描かれている様子。
民主化の鍵を握り、のちに大統領に君臨した政治家のひとりが、領事館もある国でなんら実績のない大学生をボディーガードに、草の根の活動を行っていたとは本当に驚き(しかも過去の暗殺未遂からハンディキャップまで背負わされている)…、孤立無援以外の何物でもない。
拉致事件が日本で起きたがゆえ、本作のような映画が作られたわけだから、その資料価値を充分に受け止めたいところだ。

忠実に役者を追うカメラは、動的な印象を残す。
メインキャストの佐藤浩市、70年代にしては垢抜け過ぎているが、髪型はどことなく赤木圭一郎を彷彿とさせる…、相変わらずいい男。
劇画的なキャラクターを演じる原田芳雄は魅力的、彼の発する「豚は生きろ、狼は死ね」の台詞には大いに共感した(ついでに言うと、江波杏子演じるキャラも超魅力的)。
キム・ガプスほか、若きパク・ソンウンなど韓国陣営の役者たちも活躍を見せる。
Smoky

Smokyの感想・評価

3.4
先日観た『KCIA 南山の部長たち』の流れで鑑賞。韓国の政治的内輪揉めがエスカレートして日本の主権侵害にまで発展したが、政治的決着(という名の隠匿?)に終わった49年前の事件を描いた作品。
 
史実と創作の混合による作品だけれど、誘拐の実行部隊として駆り出された人の中にも金大中に敬意を払う人間が居たという描写や、この事件の首謀者とされる朴正煕大統領が、翌年に妻を殺され、6年後には自身も部下に殺されたという事実(さらにその後、娘が大統領職を罷免されて堀の中)を見るにつけ、上司の喧嘩に巻き込まれた部下たちへの同情と、権力を濫用する者とそれに隷属する者への軽蔑とが入り混じる。
1973 年8月8日金大中拉致事件の舞台裏、K C I A 、韓国大使館、自衛隊の一部も関わって朴政権の政敵抹殺を実行する。当時は政治無関心の高校生、裏でこのような動きが法治国家日本国内で起こったことを改めて見直し自分の無知を恥じる次第。北朝鮮、ソ連と対峙し自身の権力基盤維持と国家安泰の為には非情手段も辞さない韓国政権の状況と日本政府も不穏な動きは察知し警戒監視しながら傍観する政治状況がよくわかる。三島由紀夫の自決に感銘する右翼主義者の佐藤浩市が極秘サポートのに任に当たる。狙われている事はわかっていながら居場所を変えて動き回る金大中、「ジャッカルの日」のドゴール暗殺未遂からの教訓が出てくる。結果史実(韓国内での身柄解放)を知っていながらも拉致輸送船での自衛隊機ホバリングでの睨み合いなど緊迫感MAXのドラマ構成。

このレビューはネタバレを含みます

1973年夏の金大中拉致事件のことは、当時の報道を覚えている。
かなり事実に忠実に映画化されているようだ。
阪本監督によると、なんと金大中本人はこの映画を見て「ほとんどこのとおりでしょう」とコメントしたという。
また、佐藤浩市が演じた主人公の富田満洲男役にはモデルがおり、今も興信所で働いていると、阪本監督は付け加えたそうだ。

よく映画化できたなぁ…と思ったら、やはり韓国では公開2週間ほどで上映中止になったそうだ。

日韓関係、日米関係、自衛隊、憲法九条…等など、いろいろ考えさせられる作品だ。
horry

horryの感想・評価

3.5
1973年に起こった金大中事件を扱ったもの。2002年公開作品であるというのが信じられないぐらい、美術が作り込まれている。車や衣装、といった分かりやすいところだけじゃなくて、部屋の様子とか生活感、電化製品とか、ホント細部まですごい。ポスターにもなってる張り込みを行っている部屋では、畳を剥がして壁に立てかけてあったんだけど、そのボロボロ感とか、「よく探したなぁ」と思ってしまいました。

ということで、丁寧に作られているんですが、全体的に緊張感に乏しく、退屈でした。役者さんはめちゃくちゃ豪華だし、美術はいいし、ストーリーも良いのに、もったいない。
個人的は音楽がダメ(音楽監督 - 布袋寅泰)だったのではないかと思う。画面の緊張感を失わせていたのでは?
MAAAAA

MAAAAAの感想・評価

3.0
金大中拉致事件の背景を
知らなかったので
この作品で勉強。
と思ったが2時間ドラマみたいだった。
まぁなんとなく詳細は
知れたかな?という感じ。
avi

aviの感想・評価

3.9
金大中事件、名前だけは知っていたけど詳細は知らなかったので背景を調べるきっかけになって良かった。
sumako

sumakoの感想・評価

-
2022.13
自分の勉強不足で分かりづらくて背景調べながら見た。
緑雨

緑雨の感想・評価

3.5
「時代」が画面から滲み出ている。テンポが良くなく、展開がスムースさに欠けるのでいまいちノッていけなかったが、そのゴツゴツ感も含めて時代を演出していたのかもしれない。
saskia

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3.0
記録
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2021/№814◡̈*✧🌛
おうち映画№814
劇場映画№
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