高評価だったのですごく久しぶりに再鑑賞。韓国現代史を背景に一人の男性の20年間を描いた作品。時系列をさかのぼる手法は「メメント」より先だとか。時代に翻弄される主人公の人生は見応えあり。全体的な構成や…
>>続きを読む主人公キム・ヨンホが自殺する現在から物語が始まり、過去を遡りながら進む構成が、ストーリーの内容ともマッチして秀逸に作り込まれていると感じた。
なんて事ない事柄に後々深い意味が生じてきたり、点と点が…
冒頭と逆行する列車から、これは彼の走馬灯であることがわかる。あの頃の韓国を背景にして、物語は過去へと進んでいく。合わせて映像(フィルム)もなんとなく古くなっていくような。その映像のカメラワークもまた…
>>続きを読む時系列遡ることで、彼が辿った人生を追体験するのだけど、人間は環境でどんどん変わっていくし、変わらないものもある。
彼が戻りたいって言ってたのは一体いつだったのかなって思うと、1番羽振りの良かった時…
分からんねぇ。なぜ、こんな馬鹿に抱かれる?
驚かすつもりで撃った弾で、女子高生を殺す。馬鹿も極まりて、だな。一丁前に泣いてんじゃねえよ。こんな馬鹿に殺された身にもなってみろ、ってんだ。
よぬ、こん…
電車から眺めた逆再生の映像をブリッジに遡る時間。
変えられない未来と、可能性に開かれた過去。
2時間かけてゆっくりと流れる走馬灯。最後は20年前のピックニックに思いを馳せて涙。
遡る時系列に余白…
ソルギョング…素晴らしい俳優。
ピクニック中、河原の鉄橋に登り汽車に飛び込むところから遡る男の人生。
いかにして彼はこうなったのか。時間を繋ぐように汽車は走る。近い過去から遠くの過去へ。彼の人生…
【 未来を覗き、過去を辿る 】
走馬灯の如く、うしろ向きに走る作品。
ヨンホ(ソル・ギョング)は、未来が見えたのだろう。最後の河原で、「懐かしい」と漏らしていたのが印象的だ。
あの河原から始ま…
ずっと見たくてようやく見た
美しい人生の瞬間がヨンホにとってはあのピクニックで、光州事件からは美しいものがヨンホの中から無くなってしまったのがつらい
スニムからのカメラを突き返したのはそういうこと…
イ・チャンドン監督作品はこれで3本目かな。かなり好きな監督。
オアシスと同じくソル・ギョングが主演をはっているんだけど、やっぱり演技うめ~。叫んだり、泣いたりするところがグッと来る。敗者というか、…