笠智衆、原節子、淡島千景、佐野周二など往年の大スター達が銀幕で繰り広げる家庭劇。
「最近の若い人は」「子育ては難しい」的なセリフがあると、八十年前にも現代と同じような営みが繰り広げられていたことを…
若返った笠智衆(47才)。原節子と兄妹、東山千栄子の息子という役柄。三世代同居家族の中で威厳を保っている(威張ってる)。毎度の原節子の結婚話だけど晩春と同じく相手が画面に登場することは無い。杉村春子…
>>続きを読むアヤ「あんたお嫁に行ったんでしょ、だったらそのくらいのこと ね~ぇ♡」
紀子「そうよ当たり前よ ね~ぇ♡」
アヤ「旦那さまなんてみんなそんなもんよ、勝手なもんよ、だからわたしたちお嫁に行かないの…
気まずいお茶漬け映画ランキング第1位
北鎌倉で暮らす間宮家では、適齢期を過ぎた娘、し紀子の結婚問題が大きな議題となっていた。当の紀子は大手の会社で秘書として働き、のんきに独身生活を楽しんでいる様子…
戦後昭和の原風景。大きなことは何も起きない。それでも惹きつけられるのは何故か。人を丁寧に描いているからなのだと思う。結婚がいいかどうかはこの時代の価値観として、人との優しく思いやれる関係こそが人の幸…
>>続きを読む素晴らしい。ため息が出てしまう。
もちろん時代の変化による倫理観の違いや、コメディ色の古さなど問題点はあるのだが、そんなものまったく気にならないほどの素晴らしい内容で、小津の力量がハッキリと分かる…