ストーリーテリングがすごかった。途中から何が真実なのかわからなくなる感があって、どう受け取るかが難しかった。悲劇なんだけど、清々しさもあり、あとを引く結末。すべての原因の兄が飄々としていて、人間とし…
>>続きを読むこの映画は、封建社会における商人たちの生活を細やかに描き出し、報われる見込みのないいくつかの恋愛関係もほのめかしている。その中でも、結ばれることが最も不可能に思われた二人の男女は、最終的に世を捨てる…
>>続きを読むやっぱり近松門左衛門の心中物が大好きだな〜 ここまで脇目も振らず「一緒に死ぬ」を選べるくらい狂えるのがちょっと羨ましくもある。奉公先も自分の家もすべて取りつぶしになったとしても、とにかくいま目の前の…
>>続きを読む「茂兵衛、死ぬのはやめや。生きていよう」
京都の大経師の妻・おさんは、実家の金策を巡る行き違いから、真面目な手代・茂兵衛と密通の濡れ衣を着せられてしまう。
無実のまま家を追われた二人は死を覚悟し…
強欲な豪商の夫、歳の離れた妻、有能で忠実な主人公の手代、狡猾な同僚や商売敵などの登場人物。
だが、この映画で描かれているのは、ステロタイプな登場人物だけではない。
僕が、目を見張ったのは、傷ついた人…
恋に落ちると人は生きたくなる。
タイトル的に小難しい作品だと思って敬遠していたけれどもっと早く観ればよかったと激しく後悔した良質なロマンス逃避行ものでした。
不義の密通を疑われたことから逃走をす…
ものすごい悲劇的かつテンポよい展開で、茂兵衛とおさんを核とした情念と、淡々とした幻想美とが両立しており、まさに芸術作品。舟の場面と引き回しの場面の美しさ、構造の素晴らしさは圧巻だ。
個人的には、茂兵…