ものすごい悲劇的かつテンポよい展開で、茂兵衛とおさんを核とした情念と、淡々とした幻想美とが両立しており、まさに芸術作品。舟の場面と引き回しの場面の美しさ、構造の素晴らしさは圧巻だ。
個人的には、茂兵…
江戸初期の京都、大経師以春の妻おさんが間男と駆け落ちしたところから巻き起こるお家存続騒動。封建制度・武家社会、どこまでも建前と世間体が命。古典的な悲劇ラブストーリー。悪役でこそ映える、以春役の進藤英…
>>続きを読む直線的な柱と梁が構成する日本家屋の隙間から奥行きが穴のように覗いている。人物たちがカメラから奥へ離れれば離れるほど、私たちの視線は奥へ向かうことを迫られる。
離れなければならないのに離れられない2…
強すぎる。古典だけどシンプルに物語が面白くてのめり込ませる力が強い。イライラさせるキャラがたくさんいるけど、社会構造があんなんだからこう描くしかない。構造は歴史を振り返ると少しずつよくなってるはずだ…
>>続きを読む追いやられ逃れていく2人が、右から左へフレームを横切る。重ねられるそのアクションが不可逆に2人を結びつけていく。
冷徹なほど暗い夜の湖、心中を思いとどめ(「死ねんくなった…」!)、長谷川一夫のもとへ…
舟😭😭何回も見てしまった
お玉が庇うシーンで目が合う時の体温。おさんが家を出て茂兵衛と合流するシーン、暗闇すぎて輪郭しか見えなくてかっこいい。パパのシーンもあんまり顔が見えなくて泣ける。
おさんの燃…
長谷川一夫のハンサム、演技はまさに大スターの風格であり、艶のある大俳優と分かる作品。香川京子は当時の和着物の似合う美しい日本美女を演じている。近松の原作から脚色されたストーリーは見事に不義密通の道行…
>>続きを読む