このレビューはネタバレを含みます
NHK BS4Kでやっていた日本の古い映画を何作か連続で見ている。
この近松物語も溝口健二監督で、他の作品とも共通するが、女性の情念やたくましさがモノクロームの映像と相まって独特の世界観を生み出し…
京都の大経師、以春(進藤英太郎)は、大儲けしており、後妻のおさん(香川京子)をもらいながらも、女中のお玉(南田洋子)にも手を出しているケチで傲慢な男です。
お玉は、店で腕利きの茂平衛(長谷川一夫)に…
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溝口健二監督の映画は初めて。
時は江戸時代。 京都で朝廷御用達の、大経師が翌年の新暦の専売権を独占し大儲けをしていた。
大経師以春(進藤英太郎)には、若い後妻おさん(香川京子)がいるが女中にも手を…
江戸時代の京都の烏丸四条で大きな権力を持つ大経師である以春の妻の「おさん」。以春の元で働く職人の茂兵衛に問題を相談した事が発端となり、不貞行為と誤解されて追われることになりつつも、そこで茂兵衛との本…
>>続きを読む船以外で言うならば、
以春(大経師)がいよいよ茂兵衛とおたまを許さず、物事が大きく動き始めるきっかけとなったシーン。
屋敷の中庭の、外廊下で必死に謝罪する2人だが、以春は聞かずに襖の奥(画面の奥…