不義密通の疑いをかけられた男女の逃避行を描いた、溝口健二監督の名作。
とにかく綺麗。横柄な大経師の妻と職人の茂兵衛が不貞を疑われ、2人で逃げるうちに愛に気づいていく話の運び方も、宮川一夫による映像…
このレビューはネタバレを含みます
お武家の奥方と奉公人が、不義密通の罪で市中引き回しのうえ磔にされる――この衝撃的な冒頭で、この物語の結末はすでに見えていました。
「どうしてここまで追い詰められたのか?」を辿る構成で、逃げ場のない状…
久しぶりに我を忘れて見入ってしまった。
こういうのを見るとすぐ、短絡的に、人間ってやっぱり絶滅した方がましなのではと思ってしまう。
社会の倫理がどうであれ、人の心はそうあるように動くので。惹かれ…
制約こそが生の原動力となり、その原動力にこそ美が宿る。自身のその思考がまた一段と確証を得る。生命に擬似絶対的な優劣を創出する家柄や身分、そしてそれら生命の行動を厳しく制限する法律。それら制約があるか…
>>続きを読む近松門左衛門の人形劇を下敷きにしたおさん茂兵衛を原作とした映画
普遍的な駆け落ちモノで溝口映画をあまり知らない人でも楽しみやすい作りではあると思う
画面と被写体に若干の距離があり2人の逃避行をより焦…