近松物語に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『近松物語』に投稿された感想・評価

misty
4.8

凄すぎた。典型的な悲劇の構造と思いきや、様々な階級の人間関係、あっけにとられるラスト、湖面や河の水の描写、本当に凄かった。溝口健二の晩年は傑作揃いと言われるが、そのうちの1つを観終えたことが名残惜し…

>>続きを読む
4.3

カメラワークや構図、日本的な幽玄さといった他の作品にも共通する魅力はもちろんのこと、フリも効いていてシンプルに話や組み立てが面白いなと思った。

生と死の向きが変わる時に舟の向きも変わる(たぶん…。…

>>続きを読む

不倫と勘違いされたことから始まった2人の逃避行が、最後は本気になっちゃったっていうのは目新しいストーリーではないはずだけど飽きずに見れる、カメラワークも素晴らしい
船のシーンとラストは映画史に残り続…

>>続きを読む

奉公先の奥さんと奉公人が駆け落ちした時の「あんたは奉公人やない、私の旦那様や!」って叫ぶシーンが人物も演出もほんまにほんまによかった 大好き

始まりの不穏な処刑死体の直接的な描写と、ラストの、そこ…

>>続きを読む
tomoko
4.4

日本人としてこの映画は見ておくべき。純粋な日本映画。日本の江戸時代の文学が元だから黒澤明よりも日本らしさがある。

男の愚かさを全面に出してくるのいい。男の不義許されるが、女の不義は許されない。本当…

>>続きを読む
石口
5.0

邦画史上最も美しいシーンと言っても過言ではない舟での告白。図らずも世間の封建的価値観と真っ向対立してしまう二人の逃避行は、単なる悲劇以上のものに昇華し崇高なラストに至る。溝口演出が圧倒的にエモーショ…

>>続きを読む
あ
5.0
ファーストカットから「映画が始まった…」となり、その後かなり寝る
2次元的な動線じゃない奥行きを生かした3次元的なドリーなりパンなどを見ると「映画的だ…」と感じることに気づく、溝口はかなり3次元的
溝口の撮る映像の立体感たるや。ワンシーン・ワンカットに存分に活かされている
5.0

「お家」対「個人」の葛藤を作るために、「家屋」をここまで立体的に陰影バリバリに見せられるなんて、めまいがする。お家・家屋がスタンダードサイズの狭さに感じない。広々としている。前後の奥行きおかしいだろ…

>>続きを読む

めっさおもろいやん、京のロードムービーやん、男と女の逃避行やん、逃避行むっちゃすっきゃねんな〜

香川京子が本当にすげぇ、長谷川一夫も良い、だから2人が一緒にいて欲しいなって思いました。ほんとの2人…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事