七人の侍の作品情報・感想・評価

七人の侍1954年製作の映画)

製作国:

上映時間:207分

ジャンル:

4.3

「七人の侍」に投稿された感想・評価

レビュー100本目は、やはりこの映画で。

日記の類はいつも三日坊主で挫折してきたのに、とりあえずはここまで続けられたのは、いろんな方々のレビューを読み、感激したり共感したり嫉妬したりと、様々な刺激を受けてきたからです。
また、自分では選ばない作品も、フォローしている方々の熱い思いに誘われて、映画の幅が広がりました。ありがとうございます。

昨年、久しぶりに劇場で観ました。それも4Kで再現された映画は、画面が明るくハッキリとし、声も聞き取りやすくなっていました。公開当時も三船さんのセリフが聞き取りにくいと批判されてたそうです。ただ、少々画面が暗くても、セリフが聞き取りにくくても、この映画の価値を全く損なうものではないです。
マグニフィセントセブンを作ってくれたおかげで、この作品を観る人が増えたのは、とても嬉しいです。

最初に観た時は、農民が侍を雇うっていうのに驚きましたが、当時は結構あったそうです。戦に敗れた侍は会社が潰れ失業したわけで、食っていくために、野武士となって農民を襲ったり、逆に用心棒として雇われたり、、今回戦う両方とも出は同じですね。農民だけが被害者というわけではない。ここはやはりこの映画の深みを増すポイントになってそうです。

七人のキャラクター付けが、とにかく素晴らしいです。前半の人集めにたっぷり時間をかけますが、そこもすこぶる面白いです。あそこがあるから、後半の決戦が生きてきます。
一番人気は、やはり三船さん演じる菊千代でしょうか。農民が落武者狩りをしていたことを知って侍たちが引き気味になった時の迫力たるや!セリフ聞き取り辛くても、ビンビンに伝わってきます。粗暴で下品で頭も良くないけど、情に熱く根は優しい、、愛すべきキャラクターですね。彼の成長物語でもありました。実際、この映画を境に、黒澤映画の主役は志村さんから三船さんに交代しました。
二番人気は、宮口精二さん演じる久蔵でしょうか。男なら、やはり憧れますね。カッコいいとは、まさにこの映画の彼です。ルパンの五右衛門のモデルとも。
志村喬さんの官兵衛は、やはり最初のシーン。あの瞬発力からスローモーションへ。ペキンパーはじめ後の監督が真似したくなるのも良く分かります。農民が仲間割れしそうになった時の喝「人を守ってこそ自分も守れる!己のことばかり考える奴は己をも滅ぼす奴だ!!今後そういう奴は俺が切る」ふだんは冷静でおだやか。ここぞという時には、、まさにリーダーの鑑です。
その他の人もんみんなドラマを持ってます。生まれてからここで集まるまでの人生も、シナリオに書き込まれ撮影されていたような感じさえします。
今回注目したのは加東大介さん。彼が演じる七郎次と官兵衛が久しぶりに再会したシーンでのやりとり、、泣けます!

まあ、語り出せばきりがありませんので、これくらいに。次回、映画館で観られた時に続きを書きたいです。死ぬまでに、後何回観られるか、、。
2018年90作目
午前十時の映画祭

このレビューはネタバレを含みます

・休憩を挟んでの207分もの大作映画、映画館で4Kリマスターバージョンを食らってきた
・一生に1度は味わうべき贅沢な映画体験をした気分
・これだけの長尺なので本編で必ず集中が切れて意識が飛ぶ箇所が出てくるががそれも体験のうち
・仲間を集める→戦いの準備と交流→実際の戦闘シーンと現在もあまた作られる鉄板フォーマットを築いた生みの親
・志村喬の圧倒的リーダー感と野性的な存在感を見せた三船敏郎が印象に残る
・上から見下ろす村の形、下から見上げる丘に立つ墓の数々、駆け抜ける山道などロケーションにもこだわりを感じる
・野武士を乗せた馬が駆け降りてくるラスト1時間にわたる合戦シーンを大スクリーンで見ると迫力が違う、ほんとに興奮した
・コメディライクなシーンが菊千代に片寄りすぎてたのが少し残念
・村の百姓の性格の悪さを煮詰めてひとつにしたようなキャラクターの万造がストーリーに良いアクセントになってた
あ

あの感想・評価

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午前10時。雨に照らされる菊千代の綺麗な肌。
午前十時の映画祭にて初見。数日経って登場人物の描写の奥深さをじんわりと感じている。特に菊千代。ただ粗暴な人物かと思えば憎めないお茶目さで他の侍や子ども達に愛されたり、壮絶な過去を窺わせたり、高い身体能力で最後の合戦では鬼気迫る戦いをするという魅力の塊だった。すごい。
Rena

Renaの感想・評価

4.5
泥臭さ・まとわりつく雨・気温までもが伝わって来そうなほど凄まじい合戦とその迫力

“ゾッとする” という表現では物足りない・・・
恐怖を感じた女性の怨念とその覚悟

格好良すぎる寡黙な久蔵 ( 宮口 精二 ) に真の侍の精神を感じ、どこまでも付いていきたいと思わせる勘兵衛 ( 志村 喬 ) の人柄、そして菊千代 ( 三船 敏郎 ) の規格外な感じ(笑)
もう七人全員のキャラクターが魅力的でみんな大好きで、次はどんな会話をするのだろう? どのような行動に出るのだろう?
と、優しく穏やかな笑顔や対照的な勇ましい表情など、様々な姿から目が離せなかったです。

合戦前の穏やかな一時・・・
七人の茶目っ気溢れる笑い方・やり取りが大好きで、菊千代をからかう姿にも愛や人柄の良さを感じました。
また凸凹なコンビ 百姓の与平 ( 左 卜全 ) と菊千代の関係も いいですよね。

ラストの余韻・・・
いつまでも、そしてこれからもずっと、七人が活躍する姿をあの “旗” とともに見守っていたかった。

インターミッションなんて要らない!!
と思うほど、逸る気持ちを抑えながら待っていたその時間。
200分を超える上映時間も長く感じなかったです。
おげん

おげんの感想・評価

4.5
やっと観れた!映画界に脈々と流れるクロサワ映画の遺伝子の、そのオリジナルを劇場で目撃できたことが嬉しい。映画のすべてが詰まっているといっても過言ではない。207分目が離せなかった。
舟

舟の感想・評価

4.5
楽しいなー。半世紀以上前の映画でもこんなにワクワクしちゃうところが本当に凄い!
ゆっくりと追記してく。
Daisuke

Daisukeの感想・評価

5.0
志村喬がバガボンドのたくあん坊みたいで良い役でした。

長い映画だけど終わってほしくない、まだ見たいと思える伝説映画。
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