三匹の侍の作品情報・感想・評価・動画配信

「三匹の侍」に投稿された感想・評価

TRB

TRBの感想・評価

3.8
時代劇が好きになった原点は
『三匹が斬る!』

千石の豪胆さに憧れた

これは『三匹の侍』

テレビドラマの劇場版らしいが、ドラマは観たことない

『七人の侍』や『用心棒』に雰囲気は似ている


凶作と圧政に疲弊した百姓が、代官の娘を人質に水車小屋に立て篭もる

そこにフラリと現れた浪人 柴左近

成り行きで百姓に加勢することに

代官側の用心棒だった桔梗鋭之介、浪人桜京十郎の2人も仲間に加わり

役人たちとの大立ち回りを繰り広げる


丹波哲郎がカッコいい

事態を面白がっているようでありながら、盤面を読み鬼神の如く動く

殺陣なんかも華麗に斬り捌いていくのではなく、傷を負い駆け回り必死に斬り結んでいくのが堪らない

草鞋や袴の泥ぐあい、食い詰め浪人の風体に凄みがある

平幹二朗はしゃなりしゃなりとして 粋
本差を腰に差すのではなく、肩から下げるスタイルがこれまた 粋

三人の中では戦局を冷静に見つめている
これまたその姿が 粋

長門勇は一番人間臭く百姓の立場に近いが、ひとたび槍を持てば剛力無双

負い目を感じる様や、流されそうになりながらも自身の軸に逆らえない

憎めない侍像が愛くるしい

こんなバラエティの飛んだ三匹が奔走する姿がとても面白い

単純に一筋縄ではいかない筋書きも相まって最後まで飽きが来ない

個性強めの侍が三匹揃えば間違いない、と確信した作品。

着物が着たい
最近すごく着物が着たい

そして刀が欲しい

両方が揃った時

世直しに出るかもしれない
ryusan

ryusanの感想・評価

3.7
農民の厳しい生活の改善を要求するため、代官の娘を人質にした農民たち。
それを個性ある3人の浪人が助ける人情もの時代劇。
どこか黒澤明の雰囲気に近いスピード感ある殺陣で緊張感をもって見られます。
今では当たり前の、人を切る効果音を入れたのもこのシリーズが最初だそうです。

「椿三十郎」「用心棒」が」好きな人におすすめ。


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http://blog.livedoor.jp/filmactors/
pino

pinoの感想・評価

4.1
長角勇のとぼけた顔して只者ではない感、好きだなぁ

人情度、殺陣度、どちらも良いからさすがだ
五社英雄のデビュー作。
とにかく気迫と意気込みと、志の高さに圧倒される。

打倒!黒澤明の意志の強さ。
「七人の侍」「用心棒」を意識しつつ、小林正樹監督「切腹」「上意討ち」などの要素も入れ込みつつ、そこにネチネチイジイジとした暴力の連鎖。
登場人物への追い込みの容赦なさと、スピード感と秀逸なカメラワークで魅せる殺陣の迫力。
丹羽哲郎、平幹二朗、長門勇の「三匹」のキャラクターの描き分けの素晴らしさに、演技の豊かさ。
しっかりとした立ち回りなど。「娯楽映画」の良質さを堪能でき、不満点は特に見当たらない。

とにかく全編引き込まれ、楽しくて仕方がないが、その「ちょうど良い」からはどうしても逸脱してしまう五社イズムも含めて良い。
どこか、ギャング映画的な農民たちの殺害シーン。暴力の生贄になっていく女性たちの悲しさ。虐げる悪代官以上に立ち上がることのない農民たち。唐突に現れる謎の殺し屋2名、など。

過剰なまでに映画的、ディテールの充実、要素の増大などで結果破綻を生んでしまうその熱量の高さに感動。面白かった。
五社英雄監督による大ヒットテレビドラマシリーズの第1話をベースにした映画版。

音、カメラワークが有名な本作だが、個性溢れるキャラ達と、分かりやすくて没頭しやすい脚本が面白い。

浪人の柴左近は、とある水車小屋に立ち寄ると、百姓3人が代官の娘を人質にして、立て篭もっていた。

あまりにも苦しい彼らは、年貢の交渉をする為に、彼女を人質にしているとの事。

彼らの事情を知った柴左近は百姓の味方になるが、そこに代官の指令で水車小屋へ向かう浪人の桜京十郎と、用心棒の桔梗鋭之介が思わぬ形で交わる事になる…

三匹の侍を演じる丹波哲郎、平幹二朗、長門勇の芝居が最高に魅力的だが、女優達の芝居も素晴らしかった。

アップになった時の表情や、争い事の時の感情表現等、とってもいいスパイスになっていた。

しかし単純な内容かと思いきや、ここまで人間の本性を浮き彫りにしているとは思わなかった。

人質を巡る展開には、なかなか心をえぐられた。

そして最大の見所である殺陣は、何度も鑑賞したくなるくらい切れ味抜群で、バタバタしているようで美しいのが不思議だった。
どうせ七人の侍の二番煎じだろ〜と渋々借りて観たけどごめんなさい。面白かった…
ストーリーは見え見えスケスケだけど、人間っていいな〜な映画でした。
三者三様の正義がかっこいい。
七人の侍の時もそうだったけど、百姓お前ら〜!って感じ。
現代だと、この3人の様な役者が主役はることないな。

まず大手事務所の若手どもがキャストされて…だな。
それが、日本映画没落の一因だろうなって観ながら思った。
日本映画史上初のテレビディレクターから映画監督に進出をはたした五社英雄の、記念すべき劇場映画第一作である本作は、テレビドラマ版『三匹の侍』第一話の脚本を30分ぶんふくらませたものだという。現代でも根強い、テレビから来たディレクターへの軽侮をおもうと、当時の風当たりは如何ばかりか。松竹の京都撮影所に乗り込んでいった五社英雄はずいぶんな嫌がらせの洗礼を受けた。『人斬り』を大映京都撮影所で撮ったとき、多くは冷淡な対応を示すなか「ちゃんと接してくれたのは」田中徳三と三隅研次だったと
「刀で人を斬った時、鈍い音がすることも、これまではなかった」と言われた61年4月公開の黒澤明『用心棒』の向こうを張るようにして、五社は様式的ではない、生々しい殺陣をめざす。61年12月~62年9月放送の『宮本武蔵』では重いジェラルミン製の模造刀を使用し、反様式的な激しい立ち回りを表現する。翌63年に企画が立ちあがった『三匹の侍』(63年10月~64年4月放送)では、人体を斬る音の幾種類もの創造、殊に刀同士のうち合わさる効果音の発明等で、音響効果の革新を為した。それらの成果が、劇場版『三匹の侍』(64年5月)にも流れこんでいる、と見ることが出来ます

今からみると、殺陣の効果音はごく普通に聞こえてしまうし、せっかくの水車小屋という舞台装置もカメラが寄り過ぎていて空間の劇的効果が殺されていてもったいないとも思われます。
しかしこの、アウトサイダーがそれぞれ己れの信じるやり方で一時ちからを合わせて百姓への悪逆な圧迫に立ち向かう、気持ちの爽快さ。泥臭いアクションもテンションがこもっていて古臭くない。
女同士の取っ組み合いに晩年の五社映画を思わせてほほえましくなりつつも、女たち、百姓たちの容赦ない凄惨な運命に、クライマックスに向けてじゅうぶんなマグマが充填される。
長門勇の、脱力した丸っこいオジサンが剣豪然とした立ち振舞いにかわるのも、痛快なものがありました
Saadiyat

Saadiyatの感想・評価

3.6
芸達者勢揃い。目力が違う。
時代劇全盛の勢いあり。
オモロイです
リクス

リクスの感想・評価

3.8
話は特にひねりがあるわけではないが、メイン3人のキャラと、ラストの姿が好き。
白黒の時代劇を初めて観たが、画質が良かったのもあって、刀身の美しさを感じた。白黒のせいか知らんけど
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