荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻の作品情報・感想・評価

荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻1952年製作の映画)

製作国:

上映時間:82分

3.0

「荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻」に投稿された感想・評価

イシ

イシの感想・評価

3.8
手が込んでてサスペンス風の時代劇。
ごちゃごちゃと喋る感じじゃなくてそれはカッコいい。

短いし大仰じゃないぶん、登場人物がずっと気を張ってる七人の侍より好きや☺
くずみ

くずみの感想・評価

3.8
カタルシスを排除した仇討。同じ題材の芝居などでの荒木又右衛門は、真面目すぎてエキセントリックささえ漂う人物になっている。この映画での彼は、武家社会の問題点も冷静に見据える理知的な性格に描かれている。演じるは三船敏郎。立ち回りはまだ初々しい。
実戦を知らぬ侍たちの戦闘が、滑稽で無残。その状態を俯瞰して強調。
基になった仇討ち事件が有名で、誰でも知ってるという前提で作られているので、物語についていけなくなってしまった。見る前にネットで調べていけばよかったみたい。描写も淡々としていてちょっとウトウト。でもラストの仇討ちの場面はかっこよくって、寝たのが残念。

「永遠の映画スター 三船敏郎」@新文芸坐
いきなりクライマックスからスタートか!?と思いきや、まさかのメタ的な演出
講談や伝説とは違うリアルな仇討模様を描くと宣言して物語は始まる

従ってご都合主義に話が進むのではなく、あてのない仇探しの旅の苦労、仇討直前の不安、緊張感が描かれていたり血肉の通った時代劇です
不意を突かれた側はもちろん、準備覚悟を決めて斬り込んだ側も初めての真剣を使った実戦ということもあり、お互い頭が真っ白でまさに死合模様でした

この頃の三船敏郎の精悍さが印象的、そして流石の貫禄と迫力
調べてみたら当時31歳、いやーーとんでもないわ、やっぱり
まだそんなにキャリアを重ねたころの作品ってわけでもないのに、この貫禄とリーダーっぷり、今はもちろん当時でも稀な才能だったろうと思う
tamu

tamuの感想・評価

2.7
決闘時の武士のリアルな内面を写した従来の時代劇の演出を批判している作品。
脚本 黒澤明、主演 三船敏郎
そのほかに志村喬、加東大介、千秋実、左卜全など、黒澤組の堂々集合。
これだけの脚本、役者が集えば絶対に面白いはずなのだが。
内容は忠臣蔵とならんで日本三代仇討のひとつである「鍵屋の辻の決闘」を描いたもの。当時、この題材は一年おきに映画化されているほどの人気ぶりで、したがって黒澤は経緯や人間関係について説明不要と感じたのか、仇討のみにフォーカスした内容になっている。
ラストシーンをやりたかったための映画なのは理解できるが、それと同系列である『仇討』という映画の迫力には、正直足元にも及ばない。もっとも、橋本忍が本作を見て『仇討』を書いた可能性もあるけど。
namuge

namugeの感想・評価

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役者の面々のびびり芸が良い
こんなにダサい感じの敵討ちは初めて見たけれど普段真剣を使うこともない泰平の世が舞台の敵討ち、これくらいにビビるくらいがリアルなのかもしれない
「今からそう固くなっては明日の朝までには石になる・・・ただの石ならいいが墓石じゃ」と三船にからかわれ、グーパンチで気合いを入れられる加東大介のど緊張演技を見る映画。小川虎之助に引きつった笑顔を見せ「頼もしいぞ」と言わせるとこも泣かせる。その後のリアルでぶざまな極限殺陣もコレがあるからホントっぽい