冒頭、三船敏郎がいかにも剣戟映画調に無双するシーンから始まり、「あーこういう映画ね」と観客を舐めさせる。
すると「これは伝聞。事実は違う」というナレーションが入る。
戦前の“傾向映画“、あるいは『下…
傑作の大魔神シリーズをお子様ランチ『大魔神逆襲』で終わらせてしまった人物が監督。きわめて多作ですが本作と『大魔神逆襲』以外は観たことありません。
でも脚本が黒澤明の上質なものだから高評価を進呈します…
同世代の親友だった黒澤明脚本、森一生監督の斬新な映像感覚が冴えた仇討物時代劇の傑作。既に黒澤は、「七人の侍」のお膳立ては出来たと云った印象。三大仇討の一つ伊賀越の仇討を、戦国の世から数年が経ち初めて…
>>続きを読むなぜこの作品にスポットが当てられないのか。
“十三人の刺客”等の刀を持ち慣れていない侍の表現も、“子連れ狼死に風に向かう乳母車”の斬られた側目線のカメラワークも、“太閤記”“天下御免”の現代シーンの…
日本三大仇討ち「鍵屋の辻の決闘」を俗説抜きにリアリズムで描こうとする。仇討ち者四者の濃淡のある心理と各々の回想が多くを占めるが現在へ移行する瞬間の流麗なこと。いよいよ仇が迫る中、徐々に近づく蹄の音を…
>>続きを読む片山明彦様💝
彼は、もっともっともっと評価されて然るべきだと思います❗
こんな美しい日本の俳優さんはいません✨どの角度からみても、どんなに映りの悪い映像でも、ちょんまげでも落武者ヘアでも、彼だけはい…
リアル!手が震えて、腰くだけで、膝ガクガク。格好良さとはかけ離れた無様な仇討ち。ニューシネマ時代の西部劇が試みた「神話の破壊」を、黒澤明は10余年も前に時代劇で試みていた!その先見の明は驚愕に値する…
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