とてもよかった。シネマヴェーラにて。
犯罪者と子供の逃避行、今となってはこのテーマの映画をごろごろと見るけれど、今作は1953年、70年前の作品ということになる。
ジョセフロージー監督の初期、中期の…
ポール・ムニが店主を窒息させて隠れると、ミルクを盗んだガキが自分が追われてると勘違いして先に逃げる。するとムニが後を追い街の裏道を知る。一緒に逃げるだけで交流が成立してしまう。なんと効率的な。2人と…
>>続きを読むジョセフ・ロージー監督、ポール・ムニ主演の「拳銃を売る男」。ハリウッドを追われたロージーがイタリアで制作した映画。「ゾラの生涯」「仮面の米国」「科学者の道」などに主演した名優ポール・ムニを殺人を犯し…
>>続きを読む屋根からの3段落ちは見事でした。ただその他は至って普通でした。
少年のアップの顔もわざとらしく感傷的で、「この人も人間だから撃つな」と叫ばせているところもわざとらしく、「緑色の髪の少年」を見た時も…
1952年 イタリア🇮🇹
本作をイタリアで撮影中に赤狩りでブラックリストに名前があがりハリウッドで仕事ができなくなってしまったジョセフ・ロージー監督
その後はイギリスへ亡命して監督業を続けるのです…
船の底から屋上へ、そして転落。ロッセリーニのネオレアリズモ的な崩壊したイタリアの街の中で、擬似親子の逃避行。めちゃくちゃ面白い。
船に乗りたいのに拳銃が売れない、ミルクを買いたいのにビー玉を買い戻さ…
「犯罪者と少年の逃避行」という設定だけで気持ちが掻き立てられる。彼はは少年にだけは心を開くだろうし、少年は彼の理解者になるだろうし、人々は彼を誘拐犯と決めつけるだろうし、最後は少年の目の前で彼は殺さ…
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