アンヴィル!夢を諦めきれない男たちのネタバレレビュー・内容・結末

「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」に投稿されたネタバレ・内容・結末

ホントはあまり興味のない映画だったんだけど、まわりの評判があまりにもいいので、とりあえず見てみる。ヘヴィメタルってのも、なんだかアレだし、ドキュメンタリーってのも苦手だし。。。

のっけから、メタリカのラーズだのモーターヘッドのレミーやスラッシュ、アンスラックスとか、すごいメンツがアンヴィルのスゴさを語る、へぇ、そんなすごいバンドだったんだ、名前も知らなかったけど。

で、スクリーンに現れたのはボーカルのリップス、見た目ただのおっさん。長髪を束ねてフードデリバリーの仕事をしてるところなんか、ミッキーロークのレスラーそっくり、いやな予感。。。

ところが、時間が経つにつれ、どんどん彼の言葉に引きつけられて。。。

30年間、ひとつの事をやり続けてきた事もすごいけど、何より曇りひとつない彼のその言葉のひとつひとつが、素晴らしすぎる。50過ぎでアルバム制作費200万円も工面できないオヤジ、お金を作るためにテレアポの仕事を始めるものの、3日と続かないオヤジ、そのどれもが美しく汚れのない彼の言葉で語られてゆく。

いろいろと「レスラー」とかさなる部分が多いんだけど、真実のみの持つ美しさが、当たり前だけど違いすぎる。もちろん家族の支えとか、ドラマーのロブとの友情とか愛情とか。。。ケンカして仲直りするところなんて、ヤバすぎるくらいイイ。

ヤバい、ホントにラストは涙が止まらなかった、思わずパンフレットを買ってしまった。CD買おうかな?
鳴かず飛ばずで日本に呼ばれてお客さんいなかったらどうしようという胸中からの満員に感動
ボヘミアンラプソディから思い出してついつい観てしまいました。

スーパーロック84ではボン・ジョヴィ、ホワイトスネイク、スコーピオンズ、マイケル・シェンカーというその後爆発的に売れたバンドと共に日本に来てたアンヴィルの話。売れるか売れないかは実力があることに加え、タイミングや運が必要なのでしょうね。

劇中にもありますが、あのビッグ4よりも前にスラッシュメタルの形を作り出した偉大なバンドだったにも関わらず消えていったアンヴィルの主要メンバー2人が夢を追い続けるドキュメンタリーであります。

バイトのような単純な仕事をしながら合間でバンド活動をして、金も入らず何の成果もなかったツアーを終えても、ツアーを出来ただけで良かったというメンバーの言葉に胸を打たれます。中学から組んだ2人が50歳を超えてもなお売れないバンドをやり続けてるその情熱と友情に感動してしまいます。

しかし、実際、彼らの初期のアルバムはスラッシュメタルの先駆けとして良かったかもしれないですが、最新アルバムも未だに当時から変わらないもので完全に時代遅れなのです。なんならヨーロッパのどこかで前座してたアイアンマスクの方がまだいいです。レコーディング会社から酷評を受けるのも仕方ないような音楽。それでも挫けず前を向き続け、呼ばれた日本のラウドパーク。

正直、アンヴィル目的でラウドパークに来てた人は多くはないでしょうが、ヨーロッパとは打って変わって観客も多く大盛り上がりな会場を見て楽しそうにしている2人は最高にかっこいいですね。

バンド活動をされている方々にはぜひとも見て頂きたいです。
売れないメタルバンドの話。ドキュメンタリー?
冒頭に有名バンドが賞賛しているが真偽は不明。
夢を捨てきれないで音楽活動を続ける50の男達。
ツアー終えてからずっと心が痛くて、早く成功してくれと願わずにはいられない。親友にはなんでも言えるけど、なんでも言えるからこそ生じる軋轢。音楽好きで魂込めて曲作って第一線で活躍してる人らに先駆者と呼ばれるくらい実力もあるけど、それと音楽で生きていくということはまた別ということ。一度成功しただけに、本気でやってるのに過去に囚われてるだけだと白眼視する人がいる現実。辛い。
低迷してるどの業界にもアンヴィルみたいな人は必ずいるだろうから、全力で創作してる人を見過ごさないようにしたい。成功したかどうかは売上じゃない。
アンヴィルというバンド、良くは知らなかったが、良い意味で諦めが悪い、しかも若い頃に一度売れてて、そこからまた復活しようとして、ひたすら自分たちが信じる音楽をやり続けるのだから、これはもうとにかくバカ(良い意味でね)、執念の固まりである。

しかも50歳を過ぎてるのに、頑固だったり、曲のことで子供じみた喧嘩をしたり、と思いきゃいきなり泣きわめいたりと、良い年こいて、やたら人間臭い。実に魅力に溢れたおっちゃん達なのだ。これは応援したくなる。

そしてクライマックスのシーンが、何と日本のたまアリ、LOUD PARKである。客が1人も入ってなかったらどうしようと不安になる彼らを迎える大歓声、魂のライブ、ラストの渋谷での『あっ、ゴジラだ!』…うーん、胸が熱くなってくる。

このドキュメンタリーが上映された後、話題になった彼らは再び売れるようになり、自分たちがやりたい音楽をまた出来るようになったという。いい話だ…。

諦めなければ夢は叶う、なんて簡単にいうけれど、結局のところ、どうなるかなんて分からない。叶わない方が多いのかもしれない。それでも、諦めきれず、バカになって愚直さを持ち、自分たちがやりたいことをやり続けるのは大切な事なんだなと思った。
アンヴィルというカナダのロックバンドを被写体としたドキュメンタリー映画。アンヴィルはコアなファンたちを抱えながらもなかなか大ヒットを飛ばすことができず、デビューから30年余り経ってしまっている。アンヴィルのメンバーたちが大手レコード会社が嫌いということもその要因のようだ。鑑賞中にちょくちょく寝てしまい、朧げな記憶を頼りに書く。オープニングは様々なアンヴィル周りの人物の言葉を連続的に並べるちぎり絵のような構造でアンヴィルの評価を示す。そこからアンヴィルのメンバーの私生活、家族、友人を写すことで、彼らの窮状、引いてはメタルの置かれた現状を示す。基本的には人物の語りで映画は進行するため、絶え間なく人物が観客に直接語りかける。カメラの存在を意識させることなく、ドラマを重ねて終盤にかけて盛り上がっていくという構造は劇映画を感じさせた。音楽の知識が乏しいので観るのに苦労した。もっとちゃんと観るべきだった。

似ている作品