スパイナル・タップの作品情報・感想・評価

スパイナル・タップ1984年製作の映画)

THIS IS SPINAL TAP

上映日:2018年06月16日

製作国:

上映時間:82分

ジャンル:

3.7

あらすじ

「スパイナル・タップ」は60年代にデビューし、かつて一世を風靡したイギリスの人気ロックバンド。ビートルズ・スタイル、フラワーチルドレン、…時代とともに音楽性も変化させてきた彼ら。そして時は80年代、最先端であるハードロック・スタイルを武器に現在に至っている。そんななか、アルバム「Smell the Glove」のリリースが決定、大々的な全米ツアーを行うことになった!彼らの大ファンである映画監督マ…

「スパイナル・タップ」は60年代にデビューし、かつて一世を風靡したイギリスの人気ロックバンド。ビートルズ・スタイル、フラワーチルドレン、…時代とともに音楽性も変化させてきた彼ら。そして時は80年代、最先端であるハードロック・スタイルを武器に現在に至っている。そんななか、アルバム「Smell the Glove」のリリースが決定、大々的な全米ツアーを行うことになった!彼らの大ファンである映画監督マーティ・ディ・ベルギーは、ツアーに密着を決意。映し出されるのは、結成秘話からメンバーたちの苦悩、歴代ドラマーの怪死、トラブルから感動のステージまで、次々と明かされるファン必見のエピソードの数々。伝説のロック・ドキュメンタリー『スパイナル・タップ』がここに誕生する――!!

「スパイナル・タップ」に投稿された感想・評価

hirotechno

hirotechnoの感想・評価

3.8
刈谷日劇で『スパイナル・タップ』
を観賞!架空バンドのドキュメンタリー風映画というアイデアは面白いし、バンドメンバーが個性的でなおかつキャラクターとして立っている。そして刈谷日劇名物?大音量パワフル上映で演奏シーンが迫力がありとても楽しかった。

監督がロブ・ライナーだったとは驚いた!でも2作目が佳作『シュア・シング』だからちと納得する。
しかしなんと振り幅の広い監督なんだろう!その後『スタンド・バイ・ミー』と『ミザリー』だからね〜
ぬげこ

ぬげこの感想・評価

3.3

このところヘビーな内容ばかりの映画が多かったので頭カラッポで見られるものが
観たい!と思ったらこれです!
ありがとうございます。新文芸坐さん。

何だろう安心する。くだらなすぎて、だんだんなんだか好きになってくる。居そうだけど、ここまで180°音楽性変わっちゃうどころかドラマー爆発しちゃうバンドは多分いないけど、どこかで聴いた事のあるような無いようなキャッチーな楽曲の数々。

Apple Music にサントラがあったのですが、それすら面白い。

ビッグボトム とストーヘンジが好きです。
幸村

幸村の感想・評価

3.9
クソワロタ(死語)

なんでいきなりこんな古の言葉を使ったかというと、この映画、30年以上前の作品なのだ!
正直見てる間は全然気付かなった…。全然古臭くなかったし、アルバムのジャケット写真をめぐる「これセクハラやん」→「ちょっとしたジョークやん」っていう会話なんかは凄い今っぽいなあと思ったんだけど。

映画の内容は、あの!伝説のロックバンド『スパイナル・タップ』の全米ツアーに密着したドキュメンタリー…という体のモキュメンタリーで、かつパンクバンドの過剰なパフォーマンス等をパロッたコメディなんだけど、変に笑いを取りにいくよりも、真面目にバカをやってる奴らが一番面白いというのをきっちり分かって作っている辺りが流石。
笑ってしまう場面がたくさんありつつも、メンバーの音楽に対する愛情は本物で、思わずじんとくる場面も。

スパイナル・タップの歌も、歌詞は「俺の鍬でお前のあそこを耕してやるぜ」みたいなしょーもない内容なんだけど、曲は凄くいいのがgood!
架空のハードロックバンドのドキュメンタリー映画。
メンバー達にカリスマっぽさがほとんどなくてお馬鹿っぽいところが笑える。
ゆるいノリが良いね。
自分の彼女がバンドに口出しし始めても怒らないのが不思議だったけど
意外に真面目に運営の事考えているみたいだったし、メンバーよりよっぽど賢そうだった。

ノリノリの曲が多くてライブシーンも楽しめた。
お気に入りはビッグ・ボトム。
品のない歌詞にキャッチーなメロディー!
映画観たの2ヶ月近く前だけど、いまだにサビのメロディーを口ずさめるよ。
natuco

natucoの感想・評価

3.9
ロックンロール!の一言で片付いていく全てに観客中が突っ込み、吹き出し、ニヤつき、涙する。
この2年後に「スタンド・バイ・ミー」を発表するとか、ロブ・ライナー氏の振り幅すごいな。。。
無知なので解説付きで観たい感じでしたがそれでも相当面白かったし大好きな作品になりました。
dxnxueno

dxnxuenoの感想・評価

4.5
ひとつひとつのネタは最高なんだけど、ドキュメンタリーではないからもっとしっかり振ってくれてもよかったかなぁ、と。

たとえば、デカい音を出すバンドがキャーキャー言われててそれに対抗しての「11」とか、
ロックでハモるのなんて最低だよな、とか言いながら墓前でハモる、とかね。
goslinK

goslinKの感想・評価

3.2
映画友達に勧められて鑑賞。
架空のバンドだったのね。
ステージ裏で迷子になるとこ何となく分かったけど、笑った。
ベイシティーローラーズとかKISSとかデイブリーロスとか色んなグループを思い浮かべながら観れました。
噂以上の素晴らしさ。あの頃のハードロックあるあるの連続。迷走具合がツボに効く。

ドラム爆破しすぎ。キースムーンか。


ホロっとさせられる作りも見事なステレオタイプでいい感じ。

なんといっても“才能”を“中庸”が支えているのが小気味よい。そうそう。ベースのデレクが支えてる。

ナイジェルの肩毛に惚れたロキュメンタリー。私のJCM800はメモリ10。
宗教にはまったメインボーカル、女が口出ししてきたり、謎の死を遂げ続けるドラマーや、拗らせすぎてるメンバーなどなどよくわからんけどロックバンドあるある
ステージに行けなくて迷うところはめちゃ笑った、あるあるなのか?あれは笑
【What the hell is this!?】

もう、そのまんまです。『なんじゃこりゃ~?』ですよ。
とにかくオモシロイ!ず~っと小ネタで笑わされてる感じ。しかも本人達は至って真面目にやってるわけだから、その分の反動が振り幅となって襲ってくる。

まじ【ロブ・ライナー天才かよ】って話です。

スタンドバイミーよりもミザリーよりも前にこの作品を撮ってたなんて・・・マジ神だわ。
奇しくも今年はQueenのヴォーカル「フレディ・マーキュリー」の自伝的映画「ボヘミアン・ラプソディ」が公開されるという事もあって、この作品も非常に気になっていたので即鑑賞を決めました。と言っても札幌では1週間くらいしか上映しませんが・・・。


この作品は「60年代に一世を風靡したイギリスの伝説のロックバンド『スパイナル・タップ』がニューアルバムを引っさげて全米ツアーを行なった際の模様を撮ったロキュメンタリー(ロック×ドキュメンタリー)」という設定のフェイクムービーである。
しかし、スクリーンに映し出された彼らは確かに「スパイナル・タップ」だった。
そこには純粋なロックンローラーだけがいるんです。
それは単純に音を奏でているとか歌を歌っているとかそんな抽象的なことじゃなく、生き様や考え方がいい意味で「擦れていない」というか「純粋」なんです。思った事、感じたことを真っ直ぐにギターやベースのサウンドに乗せて、真っ直ぐにオーディエンスに届ける。しかし、あまりにも真っ直ぐすぎるために様々なところでトラブルも発生してしまうんだけどね。
バカと天才は紙一重なんてよく言うけど、本当に彼らはその紙一重の端を綱渡りよろしくフラフラとふざけ合いながら歩いているようなもんだった。
でも、彼らは本気だった。本気でバカをやっているような感じだった。
だから尚更笑えるし、尚更彼らが好きになる。

この作品にはミュージシャンを描く際によくありがちな「酒」「SEX」「ドラッグ」が殆ど出てこない。本当に不思議なくらい出てこない。
基本的にインタヴューは木漏れ日が差し込む庭先やハンバーガーショップなど、おおよそ「ガチガチのロックンローラー」は似つかわしくない場所で行なわれる。でも彼らは一生懸命にバンドや仲間について熱く語る。
そのロケーションとのギャップが堪らなく可愛いんです。40過ぎのおっさん掴まえていう言葉じゃないんだろうけど(笑)。
で、真面目な顔して「歴代のドラマーが何故か不審死が原因で入れ替わっている(おいおい、笑えね~よ)」って話を真面目なトーンで言うんですが、もう、なんならその件すら笑えてしまうんですよね。
彼らに笑わすつもりがないから尚更おかしい。

スパイナル・タップ66年のデビューから色々な形でバンドは形を変えてきた。最初はポップスから始まり、やがてハードロックに辿り着いた彼らが全米ツアーの追跡ドキュメントをきっかけに結成当時の懐かしい思い出や、メンバーへの思い、音楽への情熱、歴代ドラマーの死(やっぱり避けて通れない)・・・色々な思いを吐露していく。

でね、先にも書いたけど彼らは「純粋」なんです。
大御所のアーティストらしからぬ「童貞感」が漂っていて、それがこの作品の見事なスパイスとなっているんですね。まるで高校生が「バンド始めました!」っていう頃の感覚のままメジャーデビューしちゃってるみたいな。
だからツアー中も様々なトラブルが次々と起きますが、彼らの持ついい意味での「素人感」も相まって笑いを堪えるのに必死でした(笑)。

エイリアンの卵みたいなセットからメンバーが出てきて演奏を始める・・・はずが、ベースのデレクのカプセルだけがどうやっても開かず、スタッフはバーナーとかハンマーとか持ち出して懸命に開けようとするんだけどやっぱり開かない。窮屈なカプセルの中で何とかベースは弾いているんだけど、そうこうしている内に曲が終わっちゃうよってところでようやく出られたと思ったら曲が終わってしまって、今度は中に戻る演出だったのに戻れなくなっちゃったり。

ストーンヘンジのセットを作って、そこで壮大な感じで歌おう!!というところまではよかったけど、発注の段階でサイズを間違えて6mのサイズのはずが45cmのミニチュアになってしまったり。

「さぁ、ライブだ!行こうぜ!ロックンロ~~~ル!!」と威勢よく控え室から飛び出したはいいけど、ステージまでの通路がわからなくて迷子になったり。

やっぱりドラムが爆死したり・・・。

それでも彼らは純粋で真面目でおバカ。そしてたまらなくキュートでカッコいい「スパイナル・タップ」。

とんでもないカルトムービーに出会ってしまったのかもしれない。
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