スティル・クレイジーの作品情報・感想・評価

「スティル・クレイジー」に投稿された感想・評価

じょの

じょのの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

この手の話だと「昔かっこよかったバンドが年を取って格好わるくなったけど、でもその格好わるさがかっこいい」的なことに仕立て上げられるわけだけど、『スティル・クレイジー』は、そこに重点を置いていない。若いときも老いた後も、どちらもちゃんとかっこよく描いてあるところに好感が持てる。

登場人物は、いかにもバンドにいそうなキャラクターたち。
ボーカルは、自信家かと思えば、突然落ち込んだりして、“いかにも”なロックスター。
頑固一徹のベーシストに、明るいドラムス(なんでドラムってこうなんだろうw)
後任の若いギタリスト。ルークを演じたハンス・マシソンは実際にギターが弾けるので、演奏シーンでは張り切ってました。

大したネタバレじゃないから言っちゃうけど、死んだとされていたブライアンは、実は生きていた。
後半に出てくるんだけど、これがめっぽうかっこいい。
出番はわずかだが、素晴らしいギタリストであるという設定にふさわしく、強烈なインパクトを残している。
演じているのは俳優ではなく、映画監督のブルース・ロビンソン。『ウィズネイルと僕』や『キリング・フィールド』の監督です。

本作はイギリス映画だけあって、アメリカのロックムービーと比べると、全体的に地味な印象。しかし私はそれが気に入った。
安易に恋愛モノとしてハッピーエンドにしたりはせず、あくまでバンド主体で描いていく。
結果的に地味になってはいるけど、ロックバンドがよく書けていると思う。(「ロックをうまく書いている」とは言えません。なぜなら、ロックを芝居(映画)で見せるのはとっても難しいので……)

日本未公開の地味な映画『スティル・クレイジー』が、なぜこんなにも胸熱かって、それは私がロックバンドに並々ならぬ思い入れがあるからです。そういうバックボーンがあったからこそ、この映画で感動することができた。
『スティル・クレイジー』は、ガンズ&ローゼスであり、メタリカであり、ニルヴァーナであり、モトリー・クルーであり……以下略。
だから本作で、バンドが再結成してステージに立ったとき、私は「嬉しい」と感じたのだ。まるでこの架空のバンドを昔から知っているかのように、ステージで微笑みあう彼らを見て「よかったな」と思った。
つまり、かつて危機を迎えた(もしくは今も危機にある)あまたのバンドの面影を、作中のバンドに見ているわけだ。そりゃ感動するわ。

『スティル・クレイジー』は、ロックとか好きな人にオススメで、さらに言えば何らかのバンドに強く思い入れしているような人にオススメの作品です。
Mac

Macの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

個人的感想記録

大好きな映画。
久々に観た。
若い頃を演じてる人たちとキャストめちゃくちゃ似てるし違和感ない。
トニーはやっぱり可哀想。
女はブライアンみたいなのが好きなんだよな。
危うくてカリスマがある男。
カッコいいから仕方ない。
アストリット?もかわいい。
ライブで少女に戻ったみたいな笑顔でビルナイ観てるの超かわいい。
最高の映画。
stsuch

stsuchの感想・評価

4.2
いかにもイギリスのロックな映画。劇中の曲も皆いい。観るべし。
一度解散したロックバンドの再結成。挫折と再び栄光を勝ち取る道のりを描くコメディドラマ。

分かりやすい例で言うと「 スクール・オブ・ロック」のようなロックミュージックとコメディ映画の混ぜ合わせた映画が好きな人なら間違いなく楽しめるでしょう。

70年代のロックをベースとした音楽は個人的にツボに入りまくり!ラストのライブもグッとくる演出で、見終わった後は凄く元気を貰えましたね。
70年代に活動したロックバンド「ストレンジフルーツ」の再結成を描いたイギリスのコメディです。
再結成したもののドサ回り続きだったり、途中加入の若手メンバーに人気を持って行かれるなどコメディ要素は十分ですが、この映画の素晴らしい所はコメディ場面ではありません。

そう、この映画は泣けるんです、クライマックスのライブシーンは泣けたなぁ・・

見はじめた時には思いもよらない所に連れて行かれる、これこそが面白い映画というものです。

あの重要な役を演じたのが「ウィズネイルと僕」の監督と知って、超驚きました。
過去の栄光を取り戻そうとするオッサンミュージシャン達の奮闘青春ドラマ。若さというのは自分がオッサンオバサンになってみなければその価値、かけがえの無さは解らないものだよな…ボーカルレイの哀愁が切なすぎてたまらない。
yuki

yukiの感想・評価

3.0
最後の曲好きだったなー♪

内容はおもしろいと言ったらおもしろいんだけどもう少しワクワク感??みたいなのがほしかったような…
Ryuji

Ryujiの感想・評価

3.5
なんかちょっと大雑把な気がしたんだよなー。ストーリーとか細かいところが飛び飛びというか。ビル・ナイの良い時と悪い時の違いもあんま分かんなかったし。どっちもそんな変わんないじゃんって。ドラキュラみたいな格好してた時はさすがに一目瞭然だったけど。
内容は凄く面白かったですよ
みんなおっさんになってるからなかなか昔の感じを取り戻せない、どさ回りからのやり直し
ロードムービー的な感じで話は進みます

そんな中で、新メンバーの加入やメンバーの消息不明、過去の確執、いざこざもありながらそれぞれが乗り越えていきます

曲は全曲オリジナルで有名ロックバンドの人達が手掛けた楽曲もあるので最高でしたね
特にラストの曲は涙ものです
感動しちゃいました
曲も素晴らしいのですが、演出が最高なんですよ

笑いあり涙ありの架空の最高なロックバンド
「ストレンジ・フルーツ」の話でした

ロック好きな人はぜひ
これは曲もストーリーも最高ですよ
KazuoOku

KazuoOkuの感想・評価

4.5
過去に掴んだ束の間の栄光と現実の狭間で苦悩する人達が再び若き頃の輝きを取り戻そうとする話であり、もっと踏み込んで言えばロックンロール・ドリームとそのロマンティシズムの物語。

寓話であるのだけれど、そこに真実味を持たせるにはこの手の映画の場合何よりも楽曲が重要。その点、ジェフ・リンやミック・ジョーンズが関わった本作の楽曲は出来栄えに申し分無い。

基本的にダメな人達に対してちょっぴりウェットかつ暖かい視線で描くコメディは極めて英国的で、ガイ・リッチーやエドガー・ライトの作品が好きな人ならば間違いなく楽しめるはず。

あとはあなたがロックンロール・ドリームを信じているかどうかだ。信じているならば心の一本になるだろう。
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