格差は、ある。踏みつけられてきた。だから、踏み返した。それが罪というなら、どうすれば彼らは救われるのか。安倍元総理の事件が起きた今、観ることができてよかった。
何事も長続きせず、嘘を塗り重ね、異常が…
永山則夫は『ヒミズ』の元ネタか。現在と過去を行き来して決定論的に描いている。
ライティングがホラーっぽいのがよかった。老いる母親、名古屋で出会った女、新宿のアパート。逮捕後、実家に記者が押し寄せるシ…
永山則夫事件を題材に北の貧困家庭から集団就職で上京した16才の少年が都会の暮らしで屈折していき、米軍基地から盗んだ銃が唯一の拠り所となって暴発していく様を、当時の時代背景と過去の育った環境を織り混ぜ…
>>続きを読むこの映画、新藤兼人監督が「十九才にして連続射殺犯」となった男を丹念に描いている。
物語は、青森から集団就職で東京のフルーツパーラーで働く若者(原田大二郎)であるが、勤めは長くは続かない。大阪の会社…
呪われた土地で生まれ、断ち切ろうともがくも、その呪いは付きまとう。
彼のせいではない、どうしようもない貧しさ。
父親とは違う人間でいたいのに、定職につかずどこかに身を置くわけでもなく、嫌いな自分の…
永山則夫インスパイア系。
彼にまつわるルポ等を読んだ事がないので、これがどれ程事実に則しているかは分かりませんが自分にはやや露悪的過ぎた。
ただ、それでもちゃんと「うわぁ…」とはなりました。
…
Eテレで放送された永山則夫のドキュメンタリーと照らし合わせても、丹念に取材をしてシナリオを書いたのがわかるし、新藤兼人の問題意識は永山の家庭環境・貧困へ確かに向いている。一晩寝ただけの原田大二郎を新…
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