さらば、わが愛 覇王別姫に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『さらば、わが愛 覇王別姫』に投稿された感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

目まぐるしく全てが変わる中国の激動の時代が凝縮されていた。美しくも壮絶。
憎み合っているはずなのに蝶衣が寒いと苦しみ呻くのを抱きしめた菊仙のシーンが忘れられない。母に捨てられた蝶衣と子を亡くした菊仙…

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4.3
国宝は全然ダメだったけどこっちは良かった。戦争や革命などの背景があることで解釈に厚みがある作品になっているように思った。
中国の激動の時代に振り回された蝶衣。彼は何を思って生きていたのだろう。京劇という伝統の中の人間模様と美しさとその裏を描いた作品
憐憫
4.9

蝶衣の愛に対して歪みと呼べるほどの接し方は幼少期に娼婦の忌み子として生まれ、捨てられた経験からくるものだろう。
役と自己、芸と人生、愛と忠義の境界が溶けていく中で、蝶衣は最後まで“虞姫であろうとする…

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このレビューはネタバレを含みます

女として生まれたと思い演じろと言われた時から芸にはまり込みすぎていったような印象。
美しい
4.4

悲劇の積み重ね。

京劇でトップスターにまで上り詰めたのに、すれ違いや時代に報われず、終盤はとにかく見てみて胸が痛むシーンばかりだった。

衣装はとても映えていて、演劇シーンの見応えがとてつもなかっ…

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4.5

このレビューはネタバレを含みます

何かを演じることの美しさと自我が飲み込まれる過酷さを描きつつ、歴史と運命の流れに翻弄される姿には大きく心を動かされた。主人公たちが四面楚歌と重なる展開や、細かな小道具まで活かしきる演出にも惚れ惚れす…

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4.3
レスリーチャン見事に好演
運命、宿命、因果応報、何なのそれ
中国激動の時代においての超複雑な人の心理
京劇はもちろん、蝶衣と菊仙のやりとりの変化など、どれもこれも観ていて引き込まれる作品でした
複雑だし壮絶
レスリーチャンが見せた最後の表情は胸に突き刺さるものがあった
の
5.0

国宝のバズで再注目されてうれしい
蝶衣にとって美しい舞台が苦しい現実を超えて真実になるという、自分はアカデミズム芸術が好きなので「生身の人間よりも本物らしく」表現しようと腐心する姿に魅力を感じる こ…

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