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これまた わかりそうでわからない作品。
とにかく映像が美しいので、それを楽しんでいただけ。
でも、ツィゴイネルワイゼンよりも
ちょっとだけわかりやすく
ゾーっとするシーンは多かった…
鈴木清順と泉鏡花
この作品では、生と死、夢と現実は、境界の曖昧な表裏一体のものとして描かれる。それを繋ぐのは水と二人の女。
最も象徴されるは、かの有名なシーン。
崩壊してゆく舞台を駆け抜け、背景の…
たった一度の映画体験でも、一生涯忘れることはない。
鈴木清順監督の映画、とりわけ大正ロマン3部作には、そんな記憶に残る画がふんだんに盛り込まれている。
ただ、ひとえに美しいから覚えているという訳…
やはり夢と現実の間をさ迷うような奇怪な映画体験をさせてくれた。ただ、難解だから解釈に苦しむシーンが多々ある。シーンの意味はないのかもしれない…
ツィゴイネルワイゼンも男女の愛憎だけど、こっちは女の愛…
魂を預かる
イマジナリーラインを越える
2人の乗る舟をあんなにビタッと停めた撮影方法が気になる
面白い撮影方法や表現、そして綺麗と言うより印象の強い画が続く。鬼灯のシーンや、その後の崩れた陽炎座…