川島透監督作品!
日本映画名作選⑧
江戸川乱歩の短編『押絵と旅する男」を映像化した作品。
原作も難解らしいのだが、本作の演出も時間軸を過去、現在と描き、夢なのか妄想・幻想なのか、走馬灯なのかと…
たぶん、新宿BEAMS近くの映画館で観た気がする。
飴屋法水さんの「たんぱく質」を購入した。
すごく好きで追いかけていたわけではないけれど、なぜか記憶に残って30年もずっとその名を聞くたびに、どき…
残念な映像化が多い乱歩原作の映画の中で健闘が光る一編。原作そのままの幻想美とはいかぬまでも、少なくともぶち壊すようなところは全然ない。押絵に己を押し込めた兄の側ではなくて、取り残された弟(と彼が密か…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
江戸川乱歩生誕〇〇年に映画館で鑑賞。
押絵を音で聞くと「え?教え?」と言われるが話を共有したことはこれまであまり無かった。
「兄さん」という老人の声…少年の日、兄に呼びかけた声。鷲尾いさ子の美しさ…
いいと思う。これはこれで。
乱歩の世界を映像化したんじゃなくて、感想文を映画化しちゃったんだね。
年上の兄に対する憧れとか性の目覚めとか、その後の孤独とか自分探しとか。色々受け取っちゃったんだね…
1994年は乱歩生誕100周年で「RAMPO」が話題に。そして本作は「屋根裏の散歩者」と併映された。原作を大きく改編脚色ている。
中学生の思い描く未来が”不幸な老後”という導入部が面白い。浅草12…