【独身中年男がモテた時代?】
1953年のモノクロ邦画。
舞台は鎌倉。中年にさしかかっている三谷(森雅之)は、茶会で太田夫人(木暮実千代)と知り合う。彼女はかつて三谷の父(故人)の愛人であり、茶…
このレビューはネタバレを含みます
有楽町で若尾文子の特集を上映しているので、シネマヴェーラ渋谷の新藤兼人特集の本作も若尾文子が主演だと思っていた。タイトルロールで、木暮実千代、森雅之と出たので、おかしいな、でも若尾文子版も新藤兼人脚…
>>続きを読む撮影が宮川一夫、音楽が伊福部昭。
メンヘラホイホイがメンヘラをホイホイする話。子供に自分の面倒見させたりさりげなくライバルを下げる木暮実千代も、家にしょっちゅう出入りして柴漬けの切り方に文句つける杉…
昨日寝ちゃったのでリベンジ。やっぱりめちゃめちゃ面白かった。空の器のような森雅之に各々のやり方で執着する木暮実千代にも杉村春子にもほんとウンザリ。器の内側にはかつて二人の愛人であったモリマの父(清水…
>>続きを読むこれはそんな良さわからず
とりあえず(個人的には可愛くもない木暮の)熟女ものであるからというだけで…
昨日も『女の坂』で観た乙羽の可愛さが自分内で今キてる、この時29ぐらい、若すぎる、一方木暮は35…
渋谷シネマヴェーラにて。大映女優祭の1本。1969年製作の若尾文子版だと思っていたら1953年製作の小暮実千代版だった。川端康成の原作は既読。小説は人間関係が生々しいが、映画は少しソフトに仕上げてい…
>>続きを読む増村版も大好きだけど、吉村信者なのでやっぱりこっちがスキ。宮川一夫の撮影に伊福部昭の音楽、完璧なのです。そして「千羽鶴」においてほぼ主役なのではないかと思わせる栗本役の杉村春子センセイの素晴らしさ。…
>>続きを読むあややインパクトの増村版より好きかも。川端情念には吉村版の端正さがちょうどよい。杉村春子センセーの気味悪い歩きかたが際立ってるし、森雅之が木村三津子の視線を辿る瑞々しさや海辺の森雅之と乙羽信子ふたり…
>>続きを読む