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本作はジョン・カサヴェテスが監督し、ジーナ・ローランズが主演した、都会の裏社会を背景にした異色のクライム・ドラマである。表向きは「女と少年の逃避行」というサスペンスの装いを纏いながら、実際には母性的…
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逆レオン。というよりレオンが逆グロリア。
まず最大の文句は飼い猫ほっぽらかすなカスが!緊急事態とはいえ責任持って誰かに預けるとかしろ!
アクション要素はかなり薄くてグロリアとガキの交流がメインな…
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「好きだよ 死ぬほど好き」
やさぐれたオバサンと生意気な少年の逃避行。
赤の他人同士の大人と子供との間に、親子以上の絆が生まれるという流れは、後の『マーキュリー・ライジング』にも受け継がれ…
ジーナ・ローランズがグロリアを魅力たっぷりに演じている。拳銃の腕前は一流、でも卵焼きは作れない。命ギリギリの逃亡中でも着替えは持ってる、風呂にも入る。裸足にもなったけど基本ヒールでガンガン走る。カッ…
>>続きを読むもっとこうハラハラドキドキドンパチやり合いながら逃げる話だと思ってたから拍子抜け。
グロリアが初っ端から躊躇なく撃ちまくるのがカッコよかった。
逃亡生活なのに、スーツケースの中は服でパンパン。ホテ…
中年女性と少年のハートフル逃避行。
こちらの方が先だけどレオンの男女逆バージョンみたいな話。
グロリアを演じるジーナローランズが魅力的。事件に巻き込まれながらも母性が芽生え、少年を守るために奮闘す…
割とダラダラと物語が展開し、少年との心の交流もそこまで端的に描かれるわけではなく、ラストも妙なハッピーエンド。ただ、とにかくジーナ・ローランズがバンバン銃をぶっ放すシーンが格好良く、音楽との調和も良…
>>続きを読むそんなに縁がある訳でもないのにギャングから狙われる少年を守るために逃げ続けるタフなオバさんが主人公。
ギャングも他の家族を皆殺しするような悪人達ではあるのですが、元仲間内であるオバさんには何かと手加…
黒沢清がカサヴェテスは娯楽にも芸術にも属さない第三の領域を切り開いたみたいなことを書いていたけれど、まさにそんな感覚。
娯楽性の高い内容ではあるけれど、娯楽に寄ろうとした瞬間すぐに身を引いてしまう。…