「愛と哀しみのボレロ」に、未公開映像を加えた4時間に及ぶ全長版。
とにかく沢山のシーンが追加されたことにより、細部に登場する人物まで細かい設定が与えられ、ラストのパリのシーンにその全ての人々の人生が…
まさしく愛と哀しみのボレロ。
音楽と芸術の中で喜び合いながら日々を祝福していた者たちを、無慈悲に哀しみへと突き落とし、それが永遠と続くかのように思えていてもついに終わる日がやってくる
哀しみを背負…
今年「ボレロ 永遠の旋律」を鑑賞した時に、当然ながらモーリス・ベジャールのボレロが観られるとワクワクしていたのだが、作曲家モーリス・ラヴェルの話&ベジャール振付のボレロ無し!それで、消化不良を起こし…
>>続きを読む『男と女』(1966)のクロード・ルルーシュ監督の代表作『愛と哀しみのボレロ』(1981)がデジタルリマスター版に生まれ変わりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下さんにて上映中。
半世紀近くずっ…
1930年代から1980年代にかけて、パリ、ニューヨーク、モスクワ、ベルリンを舞台に、4つの家族の運命が交錯する様子を描く。バレリーナ、音楽家、指揮者、歌手など異なる背景を持つ人々が、戦争や愛、喪失…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
・ドラマチックな人生もあれば儚く終わる人生もある。歴史は繰り返すかもしれないし、変えられるかもしれない。誰もがどれかの人生の主人公。
・音楽機器の発達がまだ遅れている一昔前の音楽の身近さは目を見…
戦争が故に愛する人と別離しなければならなかった親世代から戦後の子供世代へ、奇しくもトロカデロ広場に集合し唯一無二のボレロが披露されるクライマックスは人間の哀しさと強さを訴えてくる。そして、どんな状況…
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