仏革命直前のパリをジョン・オルトンの鮮烈なカメラがノワールの黒に染め上げる恐るべき傑作。断頭台に始まり、連なる顔貌のクローズアップがこの映画の暴力性を剥き出しにする。終盤では大胆に血飛沫まで。「黒い…
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□物 語 ★★★★★ ★★
□配 役 ★★★★★ ★★★
□演 出 ★★★★★ ★★★
・テ ン ポ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆
・喜怒哀楽 ☆☆☆☆☆ ☆☆
・ドキドキ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆…
サスペンスの数珠つなぎで一気に見せるのは最近の大作アクション映画の原型を想起した。(まさに追手から逃げるアクションもあり。)
鏡を使った二重化、クロースアップ(時に煽りで撮る)、奥行きのあるショット…
冒頭、主要な登場人物たちたちがクロースアップで善玉、悪玉と歯切れよく紹介されるところから引き込まれる。黒い闇で描かれる黒いフランス革命史。ギロチンを前に「死を!」と叫ぶ民衆の熱狂がおぞましい。アンソ…
>>続きを読む監督アンソニー・マン×撮影ジョン・オルトンの名タッグによる、フランス革命期を舞台とした異色のフィルム・ノワール。
フランス革命勃発の直前。独裁を目論むロベスピエールの野望を粉砕するため、反対派のチ…
戦艦ポチョムキンに次ぐ、ショッキングな顔面クロースアップが見られる。それは恐らくアメリカ映画史上初めて、人間の顔面が発砲によって血に染まった瞬間でもある。
ラストで独裁者が死んでから新たな大物(彼が…