必死の逃避行の作品情報・感想・評価

「必死の逃避行」に投稿された感想・評価

Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.0
「必死の逃避行」

冒頭、ギャングの男からの電話が鳴った。深夜の倉庫、トラック運転手の男、仕事が倉庫から強奪した毛皮の輸送であることに気づく。倉庫の警備員、合図、計画失敗。今、頂上決戦が始まる…本作はアンソニー・マンが1947年にアメリカで監督したノワール映画で、この度DVDにて初鑑賞したが面白い。さて物語は、ギャングのウォルトからの電話で深夜の倉庫に呼び出されたトラック運転手のスティーブ。仕事が倉庫から強奪した毛皮の輸送であることに気づいた彼は、倉庫の警備員に合図して計画を失敗に終わらせる…とざっくり話すとこんな感じで、主人公を演じたスティーブ・ブロディが次々にトラブルに巻き込まれていく感じが非常に面白かった。しかも役者の名前と主人公のキャラクターの名前、苗字は違くても名前だけ一緒と言うのも笑える。それにしても軽妙のアクセントとなっている刑事の登場などが良くて、その刑事のラストに主人公のギャングのボス(幼なじみ)との対決をわざわざ演出してあげるのとか危険極まりないものをど素人にやらせなよってツッコミが観客からは入るだろう。なかなかユーモアがあって面白い。頂上決戦でラストの2人がクローズアップされるところはかなり印象的だ。
lemmon

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3.7
面白かったあ😊。


冒頭の奥さんとその友達の何気ない会話から、彼女の今の状態が分かり、その後の緊張感(心配という名のサスペンス)に繋がる。

主人公はそこらへんにいそうな威勢の良い若い旦那でこれまた良い!元兵隊と言うのもキャラクターに説得力がある。

追いかけてくるのはレイモンドバー😰。
迫力満点。
アップの表情といい、もう、たまらん!

捉えるショットはいちいち痺れるし、クライマックスも見もの😆。


途中、敢えてなのかテンポが変わる。
ここは他ではなく珍しい感じで、これはこれで楽しんだ!
何かこう意図的かどうかは微妙だったが😅。


良作でした😁。
Jimmy09

Jimmy09の感想・評価

4.0
新婚夫婦として幸せに暮らしていた男が、ギャング団の悪行に巻き込まれるアンソニー・マン監督によるノワール映画。
若い夫婦の新婚生活のホノボノ感、警察とギャング団から追われる新婚夫婦のハラハラ感が絶妙のバランスで描かれていて、本当に楽しい!

運送業をしているスティーヴという男は、新婚4ヶ月なので、新妻の待つ家へ急ぐ。
妻は結婚4ヶ月記念のケーキを焼いて待っている。実に幸福感にあふれた冒頭シーン。
さあ、二人で祝おうとしたところに、1本の電話。「今晩、ある荷物を運んでくれたら、50ドル」というもので、二人にとっては大きなお金の様子。それを引き受けた男が言われた所に行くと、強盗たちの盗品らしき物を運ぶ仕事だった。現場を通りがかった警官に合図をするスティーヴ。警官と強盗団の撃ち合いになるが、警官が殺されて殺人事件となる。
そして、ギャング団に嵌められて、運送男は次の日の新聞に「警官殺人犯」として新聞の一面に写真が載る。また、ギャング団のボスは、自分の弟が収監されてしまったことから、運送男を狙う。こうして、若い男は警官とギャング団から追われることになり、映画タイトルの通り「必死の逃避行」が始まる。

逃げている夫婦が、途中で「チェコ式結婚式」をするなど暖かい場面も描かれるが、ほぼ全編にわたる逃避行もの。
クライマックスでの撃ち合いも、らせん階段を上手く捉えた場面で見事!

なかなか面白いノワール映画であった。
巻き込まれ型のフィルム・ノワール🎬
新婚夫婦のお2人がある事をきっかけに
ギャングに狙われるお話(´∀`*)
面白かった👏

ギャングのボスのウォルトがまた
理不尽すぎて怖いんよな(@ ̄ρ ̄@)✨
スティーブがリンチされるシーンとか
暴力的すぎてこれまた怖い😱

終盤は展開も面白いしハラハラしたけど
特に階段のシーンは何ですかあれ...
かっこよすぎてヨダレ出そうやった🤤
おぉおぉおおぉぉー!!って感じ😍
dita

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3.5
@ シネ・ヌーヴォ ~フィルム・ノワールの世界vol.5~  

フィルム・ノワールの世界あるあるでおなじみ「夫のやることはだいたい裏目に出る」と「妻の言うことはだいだい正しい」をしっかり踏襲。「君を安全な場所に…」と言いながらあちこち連れまわしてどないするねん!と終始突っ込みながらの鑑賞。変装もしてないくせに「顔がバレた!」いやいやあなた…。

となりつつも、光と影の演出はめちゃくちゃ格好いいし、ラストの階段はドキドキしたので満足。面白かった!そして蝋燭がめちゃくちゃでかかった!
男はみんな好きなやつー。冒頭真っ暗な銀行前で行われる銃撃戦から既にめちゃくちゃ楽しい。四方八方にグラグラ揺れ動く洋燈の下で照らされるギャング、結婚して4ヶ月経ったことを祝うアツアツな新婚夫婦。この2組がひょんなことから追う者追われる者へ変わるシンプルな逃避行劇。列車を降りたあと夫が奥さんの腰に手を回し壁に靠れる構図はキューブリック『非情の罠』を思い出したり。ラストの階段が素晴らしい。あんな素晴らしい階段を観るとフライシャー『あの女を殺せ』も劇場で観たくなってしまうのも必然だと思う。傑作です。
dude

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3.8
よくある犯罪巻き込まれ逃亡話だが夫婦のロードムービー的な一面も。改めて結婚式を挙げたりなど正に人生再出発という感じ。陰惨さには欠けるが、電球が揺れる中でリンチされる場面とラストの対決、落下はなかなか。
mira

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4.4
巻き込まれ型フィルムノワール。めちゃんこシンプルに追う/追われるといったことを、緊張/弛緩の演出でハラハラドキドキする。冒頭、連れ去られた主人公が受ける部屋での暴力シーンが素晴らしい。殴り倒されその勢いで電球にぶつかり、それがグラグラと揺れる。照明が少ないので揺れる電球の光のみが彼らの顔を照らしたり、隠したり…。顔に当たる光により、この世界が光/闇の表裏一体であること、そして、この映画がフィルムノワールであることを宣言する。そして、ラストの階段での銃撃戦もグッド!主人公がギャングを追ってスッと画面手前から奥へ行くシーン最高!緊張感やばし!
 確かに必死なんだが、意外とのんきでもある。逃げてんのにあんな盛大な結婚式あげるバカがいるかと思うが、それも納得という感じの主人公カップルの善人面。簡単に騙せそう。
 ということでやはり見どころはレイモンド・バー演じる悪役がらみのシーン。電球が揺れる狭い部屋での暴行シーンはめちゃくちゃ痛そうなのも相まって息をのみました。しかしこいつもこいつでマヌケだよな。