「物陰に足拍子」より MIDORIの作品情報・感想・評価

「物陰に足拍子」より MIDORI1996年製作の映画)

製作国:

上映時間:104分

2.8

「「物陰に足拍子」より MIDORI」に投稿された感想・評価

Sawa

Sawaの感想・評価

2.4
途中までしか観ていないけど...
主人公の周りを取り巻く陰鬱とした雰囲気は伝わってきた。
あそこまでドライではないが、複雑なあの感じも少しわかる。
内田春菊の原作もヒリヒリしてて好きだった。観たときはみどりと変わらぬ年齢だったので、矜持のように彼女を自分と重ねてやり過ごすしか無かった。映画はどうしようもない話になってしまったけれど、とにかく主演の女優さんが素晴らしくみどりで、もっと映画に出て欲しかった。

このレビューはネタバレを含みます

兄嫁に冷たくされつつもクールに生きる女子高生みどり。彼女が男と出会い、セックスや家庭環境を通して自分の居場所を見つめ直す系ドラマ

自分にしては低めの評価をしてあるが、それは時折出来事がわかりにくいからだ。 ズームじゃないと分からないのに俯瞰のままずっと長回しだったり。うーん、残念
音も個人的には好きじゃない。沈黙から突然のノイズ。 BGMの切り方。違和感が時折混ざってる。
画も音も好みや解釈不足も問題かもしれない。

興味深い点としては劇中で時折流れる足音。 コン、コン、のような変な音だが、最後のカットでそれが家出に向かうみどりの足音だとわかる。 劇中の足音はみどりの家出の伏線になっている。 ベタだが、見事な伏線張りである。それに足音らしいカサカサという音だと伏線に成り立たないかもしれない。


これを見て考え始めたのは、この映画にとってのセックスの意味合い。この映画の場合は、セックスは愛し合うよりも慰め合いに近い感じがする。特にラスト付近みどりが彼氏に目を塞がれて犯されるシーンは慰め感が濃く濃く出ている。

この映画の登場人物はみんな寂しがりだったのかもしれない。