タイトルのまんま、まさに逃げ場のない日本の悲劇。
振り幅のある木下恵介監督の作品群の中でも最極北に位置する大作であり名作です。
日本の母ちゃん女優、望月優子さんにとっても一番の代表作と言って間違い…
リアリズムの鋭さを存分に堪能。ラストシーン間際の呆気ないカットに衝撃を受け、その後の叙情豊かなギターの調べが胸に響く。
戦前/戦中/戦後と、価値観が転換した時代に生きる名もなき市井の人々を描く悲劇。…
前から観たかった木下恵介の戦後8年後の日本を描いた「日本中の悲劇」。
女手一つで二人の子どもを必死に育てあげた母親の苦労と、報われない人生を描いています。母親役の望月優子は、イタリアのマンマ、アンナ…
「東京物語」を鑑賞し、絶対に次に見ようと思った作品。
春子の「努力」に反比例するように離れてゆく子供2人。戦後の日本の社会事情を示す映像が時折挿入されており、タイトルは二重の意味を表している印象…