競馬場の作品情報・感想・評価

競馬場1985年製作の映画)

製作国:

上映時間:114分

4.2

「競馬場」に投稿された感想・評価

ムチコ

ムチコの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

種付けの脇に控えて、撮影の合間のスタイリストさんみたいにささっと職員のお姉さんが割り込んで来て手際よく馬の性器を洗うのに大笑いした。
入れるだろうと思ってた安楽死シーンはなし。
競馬(馬牧場経営)が地域の経済・社交界を牽引する、アメリカの「地方」。
ラストショットの競馬場内の世紀末感がやばい。思ってたより面白くなかった。手術シーンはやっぱりすごい。
kkcckkcc

kkcckkccの感想・評価

4.0
馬の手術の映像、初めて見た
この映画に登場するすべての人の視線は馬に向かう。馬主、調教師、厩務員、観客、獣医まで、サラブレットたちをめぐるそれぞれの異なる視点を浮かび上がらせる。なにかで監督がアメリカ合衆国を記録する者を自称していたが、ナレーションを一切入れないストイックな作りが、逆に映画としての見応えを保証しているというやつ。
ラスト、レースに全てが集束していく感じが超そそる
式典のスピーチの場面がやたら長かったけどなんだったんだろう。

クロフネのアメリカ遠征を見てみたかった!
仔馬が産まれるシーンから始めるくせに、その仔馬が立つ場面は映さないのがニクい。それをやったらただの陳腐なドキュメンタリーだからね。
そしてその後、母馬の◯◯を仔馬に見せつけるという衝撃の展開。そうだね、陳腐なドキュメンタリーとは一味も二味も違うね…。

競馬を巡る人間たちのあれこれを見せてくれるのは面白いんだけど、後半のお偉方のパーティーシーンでは「まさかこのクソつまらない催しで終わらせないよな?」とヒヤヒヤさせられた。終わらなくて良かった。
競馬場の様子に関しては日本のほうがもっと悲壮感に溢れていて惨めな画が撮れるだろうから、誰か和製ワイズマンが撮ってワイズマンに見せてあげれば良いと思います。おわり
tjr

tjrの感想・評価

4.2
分娩と交尾(性器がショッキングだ)に始まり、馬たちが投薬や改造を受けながら競馬というシステムに取り込まれる中で気付けば競馬協会の内部事情にまで迫っている。
観客は今日も明日もレースに熱狂し馬はひた走り終了後空の競馬場には馬券が舞う、そんな日常が続いていく永続性?に妙に感動する。
競馬実況と恋愛ものTVドラマのスクリーンを並置するアイロニー、ローからの馬の撮り方などショット単位の抜かりなさに時折震える。
初ワイズマンだったがドキュメンタリーはこうあるべき、という私的理想に近い作りでとても良かった