俺たちの明日の作品情報・感想・評価

「俺たちの明日」に投稿された感想・評価

Cem

Cemの感想・評価

5.0
小さな町から早く抜け出したいバイク好きの男子高校生と、そんな彼に思い寄せる裕福な家の娘のロマンスを描く青春映画♥:*

白煙をあげる製鉄の町ピッツバーグが素敵✨2人パーティを抜け出しバイクを走らせ高台に行くんだが、その時の雪が幻想的でロマンチックに彩る🧡彼はバイクで彼女はキャデラック
私も田舎育ちなので、『ここが幸せか?ここにいる方がバカだろ』と言う彼の気持ちわかります。愛する女と2人で遠く知らない街に行きたいのよね。それだけでいいのよ。喧嘩別れした親父のロッカーに、息子の切り抜き貼ってあるのには泣いた😭親父ぃ😭
バルハウスっぽーいと思いながらみていたらほんとにバルハウスだった。白煙たちこめる鉄鋼業の街、高校の退屈なパーティをヤケクソで盛り上げる選曲、そっからのバイクで連れて行く"俺だけの秘密の場所"のスペシャルなロケーション。夜中の学校に侵入して追いかけっこしてジムで格闘、その後のゆらゆらと美しすぎるプールのシーン、地下のボイラー室の暗い赤と青の光のなかで初セックス。びしょ濡れの白パンツ忘れて帰るダリルハンナ。ダンスパーティの前の優しさと泥酔して職場からチェーンに繋がれてバイクに乗せられたりしてるダメ親父も切ない。工場の上司はダンヘダヤ。実家は当然燃やすべき。生まれ育った街は去るべき。夢のような青春。シネマート新宿にみにいきたい。
蓮實重彦が褒めた通りのど傑作。ヤバすぎる。閉塞感漂う鉄鋼の街の青春もの。チアガールヒロインがダリル・ハンナ。『ローラーガールズダイアリー』を彷彿とさせるプールのシーン最高すぎる。『スプラッシュ』といいダリル・ハンナは水に濡れてこそ本領発揮。

まぁなんと言っても鉄鋼の街のロケーションの見事さですよ。撮影はミヒャエル・バルハウスでプールの場面の水の波紋といい、人物の収め方といい流石といったところか。
ラストは楽観的すぎるのと、主役がモテるくせにキモムーブしすぎなとこが気になるが、そんな事はどうでも良い。

酔っ払いの父とのくだりも最高〜。
チェーンで2ケツバイクで父を迎えに行く、酔った父のメガネを外してやるなどなどなかなか泣ける。
30年程前にふらっと入った名画座3本立で観た。もう一回観たいと思っているがレンタルやDVDが見つからない。も一回観たいなあ。深夜、工場が見える高台で話す2人。バイクに乗った彼がエンジンを噴かす場面が記憶に残ってる。ラストシーンも良かったなあ、無鉄砲な2人の行動の先を思うと息苦しさを感じた。
画面を覆うほどの白煙漂う工場町の閉塞は『ディア・ハンター』序盤のよう…と思ったら撮影地が同じらしい。"家庭不和"度も地に足がついていて絶妙。身体の躍動を割らずに収めるロングテイク(撮監バルハウス!)と、それを阻害しない劇伴使いがひたすらに素晴らしい。

2020/10/05
lgKaoring

lgKaoringの感想・評価

3.6
パンフレットの整理をしていたら、懐かしい青春映画を発見!

田舎の、それも思春期ならではの、若者たちの苦悩。
ヒリヒリとした感じを思い出す。

若いダリル・ハンナも懐かしい。
心がキュンとする。
スカッとしたラストだと覚えている。
昔の映画っていいな。
イワシ

イワシの感想・評価

4.0
アメリカの寂れた田舎町を舞台にした青春映画。なにかズバ抜けた描写があるというわけではないのだが、高校の窓から煙をあげる製鉄所が見えるという光景に思わず見入る。ミヒャエル・バウハウスが撮る工場町の風景は、いまここから出なければ一生出られないという思いを人に抱かせる。

ケネス・マクミラン扮するアル中親父の描写は泣かせる。息子が着崩した背広をなおすとき、そっと胸ポケットに紙幣を滑り込ませる描写、酔っ払ったマクミランがバイクから落ちないように鎖が結ばれるところのアワアワした感じがたまらない。終盤、エイダン・クインがとある事情で父親の働く製鉄所の事務所まで歩いていくシーン、簡潔でありながら、事態を十分に伝える見事な演出だった。

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