飢餓海峡の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『飢餓海峡』に投稿された感想・評価

4.0
細かい描写が当時の時代背景を表していて、映画の大切さを改めて見直しました。

三國連太郎が大好きなので観なきゃと思って観賞!!
いや~1965年のだから古いし何か日本が暗い時代だなあと思った!
でも凄い王道な警察絡みのサスペンスで後半からビックリな展開もあったりで中々見応えあ…

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リサ
4.5

社会の影の部分を生きる人々に、常に共感のまなざしを向け続けた水上勉が原作の作品。
善悪という二元的な相対論では割り切ることのできないテーマが描かれている。

自分の生い立ちと無実を語る犬飼と、恐らく…

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序盤の惹きつけ方が凄い。
唐突な始まり方、事故、不明死体、刑事の疑念。
物語のきっかけが出揃うテンポが素晴らしい。

役者はすごくよい。
三國連太郎の演技は二段構え三段構えになっていて鬼気迫る器用さ…

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kikki
4.0

『飢餓海峡』。善と悪を区切る場所か繋ぐ場所か。何もかも呑み込む海の焦点。三國連太郎の演技に見入った3時間。そして"握りまま"を譲る笑顔も、爪で独悦に耽る様も、哀しくて美しい左幸子が素晴らしい。
「極…

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犬飼と八重の関係は
フェリーニの「道」にちょっと似てる気がした。
池袋文芸地下
ジリ
5.0
原作未読

伴淳よし!
4.0

【ミステリーの醍醐味を表象するということ】
業火包まれる質屋から2人の男が飛び出してくる。市民は燃え盛る質屋へと眼差しを向ける中、彼らはひたすら遠くへ行こうとする。彼らは強盗、一家三人を惨殺した挙句…

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