天城越えの作品情報・感想・評価

「天城越え」に投稿された感想・評価

田中裕子じゃなかったら成り立たなかったのではないかと思う作品。表情の演技でセリフいらないのもわかる。
MegmiTanak

MegmiTanakの感想・評価

3.9
田中裕子の放つ強烈な母性。そりゃあ14歳の青年は狂わされるわ。
一つ一つの仕草、話し方のテンポや具合、目線のそらし方、すべて計算済みなのだろうか。演技とは思えない演技に見入ってしまう。聖母のような姿から一転、娼婦の本性を現したシーンの獲物を捉えたハイエナのような表情。そして土工との情事の直後、一瞬する高笑い。長い取り調べの末、完敗を悟った屈辱の一粒の涙。ハナ、忘れられない映画のヒロインの一人となった。

犯人が殺しを犯すに十分納得のいくトリガーの描き方。嫌悪感・憎悪・衝撃を静かながら確実に煽る。これもまた素晴らしい。
どくお、どくおって何のことかと思って調べたら、土工(どこう)でした

もうわかったよっていうとこをしつこく描く感じ
土工さんがMVP

田中裕子素晴らしかったな

いやな話だが、、、
景色と、田中裕子の役は残るなあ、、

じめっとした汗臭さの中に

ラストカットまでどうぞ

あと前半いっぱい知ってる人がでてます
松本清張原作のミステリードラマ、原作は未読で鑑賞
見る前はそんなに期待してなかったんですが良かったです、80年代の映画って変な古さを感じちゃうんだけど劇中の主な時代設定が戦時中になっているからかそれも感じない

とにかく誰よりも田中裕子が印象的な映画
中盤、渡瀬恒彦と向かい合って取調べを受けるシーンが特に強烈、見終わったあとそこのシーンだけもう一回見ちゃったくらい凄かった

劇中では犯行の動機について語られることなく想像するしかないんだけど、その美しさ優しさしか知らない少年にとって、その人が汚されるような気がして許せなかった的なこと?

劇中少年だけに見せるある種の神々しさと、取調室での毒づきや激しさ、どっちの田中裕子も美しく強烈で凄い印象に残りました
mtmt

mtmtの感想・評価

3.5
松本清張原作サスペンス小説の映画化。ストーリーはそれほどとは思わなかったが、映像には独特の重厚感があった。しかしこの映画の魅力はなんと言っても妖艷な女性を演じた田中裕子です。少年の年上女性に対する憧憬を挑発しまくってます。素敵です。
natsuco

natsucoの感想・評価

3.3
田中裕子の湿度を感じる娼婦役がすごい。
ストーリーもじめっとした重い感じで、時代感が面白く感じる。セットの夕日とか。

渡瀬恒彦の晩年刑事の演技はまるでコントのおじいちゃんでかなり浮く。
とにかく、田中裕子さんの演技の凄まじいこと。圧倒された。
主人公の彼の純情が痛ましい。それゆえに、この物語でハナはあんなにも美しいのだろう。激しい雨の中、ハナが少年に語りかける口だけが動くショットがいつまでも残り続ける。
序盤の「少年の裸足が後ずさり、前進するのを繰り返す」からの「振り向く少年の顔」という流れ、画角的な違和感がいいと思った
田中裕子いろっぽい
Abu

Abuの感想・評価

3.8
この頃の『タコハイ』の人気は凄まじいもので、多くの方は彼女目当てに映画館に行ったもんです。
それにしても妖艶ですな〜
生唾が出ます。
我らがジュリーもやられるのも頷けますね。
映画ですが…
『タコハイ』ばかりに気を取られがちですが、中々よく出来ていて面白いですよ😀


『タコハイ』とはもちろん田中裕子さんの事です。ハイ🤗
この作品を観た殆どの方が、妖艶な娼婦 ハナ(田中裕子さん)のお姿を1番フィーチャーされていると思うし、それは私もだった。自然な振舞いであの演技をなさるのだから、同じ女から見ても吸い込まれてしまいそうで堪らない。思わずついていって触れてみたくなるけれど、触れてみようとしてもヒラヒラと何処かへ飛んでいってしまいそう‥‥ ハナは決して摑まえることのできない蝶だった。

でも私が一番心に残ってしまったのは、あの坊ちゃん(伊藤洋一さん)のことだった。
「残った」のではなく「残ってしまった」ということ‥‥
少年が痛々しくてならない。あの瞬間を忘れることができない。守ってあげたくなる。どうにも気がかりだし不憫でならない。こっちへおいでって手を差し伸べたくなる。
大人たちが守ってあげなかったから少年だけが傷ついてしまった。
母親は罪深い人。

少年の母親そしてハナ。この2人が少年の心を深く傷つけてしまったけれどハナはそのことにすぐ気づいてくれた。
結果ハナは傷ついた少年に対し魂の底からの抱擁以上のものを送ったということになると思うし ハナこそが真の母親だったのではないかと、また そうあってほしかったとどうしても願ってしまう‥‥
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