野良犬の作品情報・感想・評価

野良犬1973年製作の映画)

製作国:

上映時間:104分

ジャンル:

3.6

『野良犬』に投稿された感想・評価

3.2
このレビューはネタバレを含みます

この映画が制作されたのが1973年。日本が戦争に負けたのが1945年なので、敗戦から28年後。ロケーションで川崎の駅前や新宿の小田急百貨店の前や東口の映画の看板やコマ劇場の前が出てきて、この頃は汚い…

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4.3

森崎東の中でもシリアスである異色作。しかし警察署で手錠された若者たちが沖縄の歌を壁越しに歌い合う所は従来の森崎東によって表現される「命の輝き」が存分に発揮される見事で感動的なシーケンス。渡哲也が変わ…

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koss
2.5

黒澤明が争議中の東宝を離れて、唯一新東宝で製作された作品で権利関係が交渉しやすかったからか。わざわざ松竹がリメイクしたのは何故だろう。反体制の庶民が特徴の森崎とは思えない、つまらなさ。そりゃあそうだ…

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3.4
このレビューはネタバレを含みます

沖縄返還後の日本を舞台にしたプロットは少し雑なものの無茶苦茶面白い映画だった。電車の右移動から、猫を道の反対側に落としてカメラが後ろ側に切り替わるまでの冒頭の流れは、右と左の進む/戻る、手前/奥に人…

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sh
3.4

開始数十分、展開自体の説明くささで舟を漕ぎかけたが(空気が薄かったのもあるかも)(いつも眠いんだこのホールは)、若者たちの殺しが始まるとどんどんエンジンかかってくる。それぞれの選択のやりきれなさと、…

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冒頭のあたり真っ暗で面食らうけどフィルセンフィルムにビンビン感動、哲と芦田伸介の黒い脂顔のパワー。森崎作品の役者たちが随所でパンチのある登場も嬉しいが、拳銃の6発を絡めた6人の沖縄の若者たちと、それ…

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1973年、沖縄返還の翌年の新宿や横浜、石川町のロケが今見ると貴重。すごくガサガサしていて荒涼とした感じで、今みたいに小綺麗ではない。新宿西口などまた今になって丸ごと再開発を始めた所などあるくらい。…

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黒澤明「野良犬」のリメイク。拳銃強奪犯はオリジナルから大幅に変えて、森崎の存在を強調した展開にしている。芦田伸介がいい味を出している。
4.0
黒澤明の同名映画が原作だが、主人公の警官の拳銃が盗まれるという設定だけは原作通りで、あとは全く別物。沖縄問題を絡めたことにより、原作をある意味では越えているといっても過言ではない。

解説トーク付で。良かった‼︎
恥ずかしながらオリジナル観たこと無かったけど、原作とは違うアプローチで沖縄と本島の分かり合えない断絶の物語として時代を写した映画って聞いて納得出来た!面白い‼︎

70…

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