アンチェインの作品情報・感想・評価

「アンチェイン」に投稿された感想・評価

NOOO000ooo

NOOO000oooの感想・評価

4.5
万人にオススメできないが、0勝6敗1分のボクサー「アンチェイン梶」と仲間たちを追ったドキュメンタリー。ひたすらな大阪ブルースと強烈な人間臭にマジでゲロ吐きそう(褒言葉)

とにかく滅茶苦茶だ。ナレーションの千原ジュニアによって語られる一部を紹介すると、通天閣をもじったパンクバンド「ツテンカーク」でも活動し、ヤクザのロールスロイスに「威張るな」としょんべんを掛け、月が綺麗な夜に知らないおっさんに「一緒に月を見よう」と誘ったが断られ追いかけパクられ、パンクライブで「しょーもない」を連発し客全員にシバかれ、モヒカンの刈り上げ部分にLOVE & PEACEマークをくり抜き、、、極め付けは自ら興した会社「とんち商会」であいりん地区の何かと揉め、ジージャンに黄色いペンキで「魂」とペイントし、残ったペンキを頭から被り、黄色いモヒカンでタクシーにハコ乗りし、あいりんセンターにカチコミにいく。結果、パクられ障害者1級と認定され精神病院で過ごす事になる。。。

何れにしても、この人のネーミングセンス、あるいは劇中で話される言葉選びのセンス、そして奇行の種類のセンスは抜群でとんでもなく芸術を感じるし、障害者にしておくにはもったいない才能だと思う。

あいりんセンターでのホームレスの映像は生々しく貴重だと思うし、ホームビデオ(であろう)で至近距離から撮影されたボクシングの迫力や、すぐ近くでひたすら続くセコンドや観客の「殺せ」などの罵声がトランスし、テロや戦争などを題材にしたドキュメンタリーと比較しても遜色のないリアリティーで恐ろしい。障害者と芸術家が紙一重であるように、このドキュメンタリーは気色悪くてゲロを吐くほど最高なものだった。
dude

dudeの感想・評価

4.1
無勝のボクサー、アンチェイン梶を中心とした四人の男たちのドキュメンタリー。四角いリングの中で血を流し倒れる彼らの姿は何度舞い戻ろうと燃え尽きようと確かに映画だった。やや演出過多な場面もあったが、あいりんセンターカチコミのイメージ映像や梶退院時に障がい者手帳を写すところなどは買いたい。
げん

げんの感想・評価

-
めちゃくちゃ面白かった。

四人の男の、それぞれの哀愁や熱情がぐるぐると混ざり合い、
試合のボルテージの高さを、熱さを、凄まじいものにしていた。

その核には、アンチェイン梶がいる。

なぜか西林の試合で号泣してしまった。
わこ

わこの感想・評価

3.0
みなみ会館で向井秀徳ライブとともに。
最後らへんトイレに行きたすぎて覚えてない。ナレーションジュニアなのよかったなあ。

向井秀徳、寸足らずの男二回歌ったのは何でかなあ
ronji

ronjiの感想・評価

4.2
アンチェイン梶。男の中の男。7戦0勝6敗1分。
ソウルフラワーユニオンによるアンチェインのテーマは本当に泣ける。
退院バージョンが好き。
ドキュメンタリー映画を見るのもいいものだ!

あいりん地区も最近綺麗になったって聞くし、昔いた、はちゃめちゃ、むちゃくちゃな人ってどんどん少なくなっていくんやろなぁ。。
m

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3.5
内容は大して頭に入ってこなかったけど、試合シーンには胸が熱くなるなぁ……
情熱の才能とスポーツの才能は別。でもだからこそ、こういう映画が作られる意義がある。
小林

小林の感想・評価

3.7
演出が過ぎるところは確かにあるけど、それぞれの人物へのギリギリの距離感のバランスがうまくて、アンチェイン梶という人間を周りの人たちとの関係性の中で描いていく構成がよかった
そして何よりキャラクターがいい
やんちゃに見えて、友人たちは心底真面目な人たちなんだろうと

ただ、西林との再会シーンは、チラ見する豊田監督のせいで泣けなかった
BruceWayne

BruceWayneの感想・評価

4.5

演出の妙なのか、濃すぎる。

西林「(ボクサーはね、)まず夢が出来るんですよ。その後に可能性がでてきて、現実がくる。」

これはボクサー以外にも言える。
そしてその現実が幸か不幸なのか。

ガルーダ「人間なんてコンプレックスの塊でしょ。10年やって鳴かず飛ばずの人も沢山いるわけですよ。でも僕は抜けたんですよ。」

ガルーダにとって現実とは幸せなものなのだろう。

「魂とは、合言葉みたいなもんですねえ。」と呟く梶はガルーダや西林からしたら、救われなかった人間だろう。

退院してきて、公園の遊具で遊ぶ梶は児童の様だった。西林の話を聞く梶は、優しい表情をしていた。ガルーダが上がるリングを上から見下ろす梶は、羨ましそうな表情をしていた。

「夢は諦めなければ必ず叶う」という言葉は、成功者が結果論から生み出した言葉だということを改めて感ずる。

そして人生とは、勝ち負け、光と影、二者択一で決められるものなのか、という永遠の難題を突きつけられた気がする。自分が幸せならそれでいいじゃないかと言われてしまえばそれまでなんだが。


ああ、梶さん、最後の一言、すごい大根だった………
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