戦国魔神ゴーショーグン Goshogun IN 時の異邦人(エトランゼ)の作品情報・感想・評価

戦国魔神ゴーショーグン Goshogun IN 時の異邦人(エトランゼ)1985年製作の映画)

GoShogun: The Time Etranger

製作国:

上映時間:90分

ジャンル:

3.6

「戦国魔神ゴーショーグン Goshogun IN 時の異邦人(エトランゼ)」に投稿された感想・評価

django

djangoの感想・評価

4.0
ゴーショーグンの映画2作目。
最終回の40年後。
レミー島田が主人公。
死が迫ったレミー島田の精神世界が映画のほとんどを占める。
精神世界は住民がゾンビのように意思がなく、イスラム圏のような世界観。
そこでレミー島田は、2日後に強姦されて殺されると予言される。
精神世界では、昔のように皆若いのだ。

まず、ストーリーが暗くて難解。
しかも、ゴーショーグンが出てこない。
世界を救ったヒロインの精神世界はあまりに荒涼としていて、死のイメージが強姦殺人なのは、子供には残酷過ぎる。
というより、子供なんか相手にしてませんよ。この映画は。
しかし、今と違って昔はアニメは子供が観るものだったからね。
時代から考えると、信じられないような映画。
悪い意味で自分が女であることを自覚させられるのは恐怖でしかない。

ゴーショーグンの本来のスタイルとはかなり違うけど、凄い映画だ。
世界を救ったヒロインが老化して、病に侵された上に交通事故で瀕死。
精神世界の中では強姦殺人に怯える話。
誰がこんなの観るんだ?
って思うけど傑作です。
『セブン』のこの台詞が映画に当てはまるかな。
人生は素晴らしい。
戦う価値がある。
後半部分には賛成だ。
この映画を現していると思う。
初期ポケモン映画コンビのSF、不思議な雰囲気で、こういうスピンオフ好き。画も綺麗。
サミー

サミーの感想・評価

3.9
「私はその時に食べたチョコレートの味を今はもう覚えていない」
自分の映画観を形成した映画の一本。それもあり個人的な思い入れが入っていますので実際よりは点数は高くなっているとは思います。

幼い頃の夏休みに家にこもってテキトーにチャンネルを回していたら始まった映画。
時は過ぎて
ある時、ビデオテープを入手するにいたりました。当時はこれが高くて10000円くらい。題名は知らなかったのですが内容は覚えていました。それくらいに脳裏や意識に鮮明に焼きついた作品でした。
さらには縁あってDVDを入手することができました。当時は定価で5000??7000円??円位なのをなけなしのバイト代=生活費をはたいて購入した思い出があります。ビデオテープを持っているのにこれは金のムダじゃないのか??なんて葛藤をしていました。
気がつけば現在では絶盤扱いでアXゾXでも超とまではいかなくともお高い金額で販売されています。
小学生の時から記憶にこびりついて離れなかった映画ですので早いか遅いかの違いだけて結局はいつかは買っていたのでしょうね。

夢や無意識下やらの精神世界の話なんですが、心にシトシトと染み込んできます。
現代でこそ目新しくはないですが当時は小学生がそんな内容の作品にしかもテレビで見ることができるなんてまずなかった。
皆さんも機会があればぜひ!!
青二歳

青二歳の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場版OVA。何かがどうかしてるレミのスピンオフ。やはり80年代アニメはなんか違うな…すごいな…
レミはミンキーモモ大人ver.の声の人なんだけど、なんと少女時代のレミの声までミンキーモモ…「サーンクス、フレンズ☆」をここでも聞けるとはそれだけで“ゴーショーグン”楽し過ぎる。

【おはなし】
最終決戦から40年後…解散したヒーローたちは各々違う人生を歩んで行った。その間だれとも会わなかったレミから手紙がありみんなで再開することに。しかしレミは交通事故に遭い瀕死の状態に。例のチャーミングな三悪人も集まり彼女を見守るが…
その頃レミの精神は別の時間軸を旅し、若い姿のままかつての仲間たちと不思議な惑星に不時着していた。その惑星には謎めいた信仰があり、二日後に死ぬと運命を告げられる。国中の信徒から襲われる一行。とりわけレミは孤独な少女時代から回想を強いられ、自身の人生へ呪詛に満ちたイメージを見せられる。
しかし彼女には仲間がいた…
レミの精神世界と、危篤状態の現実が交錯して行く。

この精神世界の描写がまぁ訳わかんなくて。特にやたらレイプされるようなイメージが強くて…もしかして女スパイ時代とかにトラウマを作るようなことがあったのだろうかと悲しくなる…ヒーロー三人は悪役三人衆と違って解散後の人生が社会的成功とはほど遠いし、レミは特に結婚もせずひとりで暮らしていたらしいので、彼女はどんな想いを抱いていたのか…
軽妙洒脱な本編では自らのヒーローぶりも「行き場所がないからね〜ただ仕方なくよー」と軽く答えていたが、行き場がない状況にまで追い込まれていたことは確かなわけで…
そんな事を考えると辛くてたまらないのだけど、それでも悲愴的にならず前向きなレミの姿を見ることができてうれしい。この観客に投げて説明しないところはまったく不親切なのだけど(精神世界の描写は不条理だし)、観客であろうと他人の人生なんて合理的に理解できるものではないのだからこの不親切さは正しいのかもしれない。
レミが誰が見てもそれと分かるような単純な幸せを手にしてくれないと悲しいと思ってしまうのは傲慢に違いない。でもすごい悲しかった。後半になって、人生であんな風な仲間を得たレミは間違いなく幸せだったことが分かってまた滂沱。あぁもうなんなんだこの容赦のないアニメは。
TVシリーズの後日談でスピンオフ的作品とwikiにはあった。うる星やつらにおけるビューティフル・ドリーマーみたいなもの、でもないか。

何しろロボットアニメのソフトリリース記念上映会にかかる作品ながらロボットがほぼ出てこない。車に吊り下げられたロボットモチーフのアクセサリーも撮影過程のミス、タップ穴のズレによりブラブラと左右に揺れる動きが最後で上にスライドする扱いをされるほど。
ヒロイン役の小山茉美さんによれば観念的としていたけれど、作画的見どころもあるし、牧歌的とでもしたらいいのか荒唐無稽さも楽しかった。

まあ何より小山茉美さんのSee You Againで締めたトークショーが素敵だったので個人的に繁忙期中の仕事をうっちゃって駆けつけて良かったなと思える上映イベントでした。
TVシリーズ未見。

舞台は40年後の後日談でほぼ内心世界の夢の話な上、ロボアニメなのに最後まで一切ロボが出てこなくて笑った。
これが企画通った当時はすげえと思いました。