ナディアの作品情報・感想・評価

「ナディア」に投稿された感想・評価

ふき

ふきの感想・評価

2.0
現代ニューヨークを舞台に、ヴァンパイアのナディアが紆余曲折を経て自滅していく様を描いたホラー作品。とはいえお話を楽しむ作品ではなく、様々な映像表現で見せる実験的なアートシアター系の作品だ。

本作はモノクロ作品だが、特徴的なのはピクセルビジョンカメラを使った映像表現だ。明言はされていないが、ヴァンパイアが力を発揮するシークエンスを敢えて画質を落としてアーティスティックに演出しており、見応えのある映像となっている。というと、カール・テオドア・ドライヤー監督の『吸血鬼』を思い出すが、残念ながら本作の映像表現はその域に達していない。

ピクセルビジョンカメラの映像は言うなれば均一にブロックノイズをかけたようなもので、ボヤッとした不思議な感触がある。だがそれが、ここぞというポイントで印象的に使われるのではなく、体感で三分の一~半分くらいの量で使われているので、ただ「不鮮明な映像」としてしか機能していない。しかも平場の映像は、低予算映画ならではの撮影の悪さとビデオ映像のヌルッとした質感の日常的な映像になので、ピクセルビジョンカメラの映像とひっくるめて単に「チープな映像」に感じられてしまうのだ。『吸血鬼』の映像表現とはほど遠い。

また、お話を楽しむものではないとはいえ、説明不足かつあちらこちらに飛びかう会話と編集は、お話を追うのが辛くなるレベルだ。しかもそれをモノクロとピクセルビジョンカメラの不鮮明な画質で描くことで、映像的にもお話を理解できなくなる。髪型から顔立ちまで似ている登場人物が画面を行き来する様の情報量の少なさは、逆に面白くなってくるレベルだ。

そんな理由で、率直に言えば退屈な作品だった。
ピーター・フォンダ氏の演じる、ベラ・ルゴシ氏を思わせるドラキュラ像や、ルーマニア出身のエリナ・レーヴェンソン氏の、印象的なタイトルロールが際立っていただけに、残念。
4423

4423の感想・評価

2.0
出演がマーティン・ドノヴァンとエリナ・レーヴェンソンという顔ぶれはハートリー作品か?と一瞬思わせるが、作品としては至極退屈。吸血鬼の子孫となった者たちの話だが、とにかく全体的に意味不明。加えてモノクロ映像の中にポリゴンのような粗い画面を所々挿入していてもっと訳が分からない。エリナ嬢の女吸血鬼役がきれいだったのと、ドノヴァンさんがぶっ飛ぶシーンと、ピーター・フォンダのきな臭い吸血鬼狩りの役が良かったくらいで、デヴィッド・リンチ製作総指揮ながらパンチが全く効いていない。この出来では劇場未公開なのも頷ける。
Taka

Takaの感想・評価

2.1
ニューウェーブっちゃニューウェーブなんだけど、
う~ん…
風変わりなだけ、って気も。