川のほとりに佇む一軒の屋敷。その静寂はどこか不吉で、フリッツ・ラングの冷ややかな視線が画面の隅々まで染み渡っている。サスペンスというよりも、罪の意識そのものが人間にどれほどの影を落とすかを、粛々と綴…
>>続きを読むラング監督の「扉の影の秘密」(1947)の次のB級ノワール。脚本は「らせん階段」(1945)のメル・ディネリ。
小説家のスティーブン(ルイス・ヘイワード)は、妻の留守中にメイドを誘惑し成り行きで殺…
作家のルイス・ヘイワードは、家政婦の娘を暴行、そして殺してしまう。死体の始末を弟(リー・ボウマン)にも手伝わせ、川に捨てる。妻が見る原稿には、弟が犯人と書いてある。小道具は、時計の中のイヤリング。リ…
>>続きを読むルイス・ヘイワードの犯行シーンのザラザラとしたキモさがナイスです。陰影くっきりな撮影のおどろおどろしさもありがたや。あとは一捻りされた脇役連中が尽く良いお味だったね。善良ぶって勝手なことを喚き散らす…
>>続きを読むフリッツ・ラング監督作品。日本未公開がもったいないフィルム・ノワールの傑作ですね。
開巻10分でルイス・ヘイワード扮する主人公の売れない作家スティーブンがメイドを誤って殺してしまいます。もうフィルム…
まさかの怨霊映画。まさかカーテンに憑依して襲いにくるとは!
これも被害者になるより加害者になる方が怖いという映画。この精神性を受け継いでいっているのが黒沢清なんだな…
人が誰も映っていないカットの空…