『陪審員2番』('23)を鑑賞した後にネット情報を漁っていたら、クリント・イーストウッド監督が若い頃に強い影響を受けた作品のひとつとして本作を挙げているとの記載に目が止まりました。西部劇は好きなので…
>>続きを読む記録用
ウィリアム・A・ウィルマン監督作品。
「判事や裁判官は法そのものではない。法とは人にとって正義で善悪を分つもの。法は人類の良心そのもの。過去の人々の良心を無視する者に良心は語れない。」
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唯一惜しいのは、ラストの手紙が映画を越えて外側への大々的なメッセージになってしまっているところ。内容をどうしても変更できないなどの事情があったかどうかは知らないが、ヘンリー・フォンダの視線を隠す演出…
>>続きを読む西部劇における秩序や私刑の許されなさが色濃く描かれていてめちゃくちゃおもしろい。先取りの剽窃になってしまうが、イーストウッドの映画を見たり、濱口竜介の本を先に読んでいたので腑に落ちる点が多く有意義だ…
>>続きを読む手紙を渡さなくては。
とある女性に会うために酒場を訪れた2人組の男。そこで牛が盗まれる事件が発生し、その犯人が私刑になるまでを目の当たりすることになる…
75分の短さで超面白い本作。流言飛語によ…
現代にも通ずる話でした。いつの時代も人間の愚かさは変わらないのでしょうか。特に説明されない人間関係や背景、あまりにもテンポの良さに少々ビックリですが、短い時間の中でもキャラが立ってる映画でし…
>>続きを読むまあ法とか理性とかを誇りに思うのがこの時代の(現代の)「西洋の民主主義」ですよねって。事実がすぐに未然の「脅威」の根拠にされてしまうとき、一線を越えることに気づかねばならない。
しかし、多数決とかい…
陪審員2番の町山さんの解説で出てきたので、観てみたらはじめの2人の男が馬に乗って荒野から街にやってきて角を曲がったときからどんよりと曇ったような空で辛気臭い嫌な空気が漂って、田舎のいやーな無言の圧力…
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