ネイキッド・タンゴの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『ネイキッド・タンゴ』に投稿された感想・評価

3.0
屠殺場ダンス。目隠しバックバンド。殺し屋ナイフ。
赤と黒。

 ドノフリオのナイフがメイによって抜かれることはドノフリオの神聖性=処女性が失われることである。よってそれ以前が異常者の恋愛として素晴らしく、以後はどうしても悲恋としての範囲に収まってしまう。反射光…

>>続きを読む

この美術内装と逆光多めで極彩色の照明は、まるで70年代のベルトルッチを思わせる。もっと極端に言えば、殺人場面をタンゴに置き換えたジャーロだ(夜の場面、黒服の男が影のようになって追いかけてくる様子はま…

>>続きを読む
マヌエル・プイグの原案をレナード・シュレイダーが脚本・監督した、ブエノスアイレスで酒場を営む夫婦の物語。レナード・シュレイダー唯一の監督作品。
新宿武蔵野館にて
マチルダ・メイの顔がシンプルにめちゃくちゃ好きなのかもしれない

おもしろかった。娼館の廊下で車の鍵貰うシーンが好き。娼館が廊下にうろちょろしている中、楽団を引き連れ、口論を長めに撮った後、シーンの終わり階段に娼婦が座ってたという。楽団が居るから演奏が流れていると…

>>続きを読む
露骨
-

タンゴ至上主義なヴィンセントドノフリオによるタンゴが物語を支配する世界観。「なんやそれ」な展開が披露されるが、如何せん撮影や照明がバチバチにキマっている。演奏隊が一々目隠しをして演奏するような演出は…

>>続きを読む
muscle
5.0
死にゆく女との高低差ある切り返しの出会わせ方に一億点。
過去鑑賞作品
4.0

バチっと決まりまくった切り返しで始まる成り変わりから娼婦になるまでが凄い速度。気づいたら客取らされかける。
変な映画ではあるのだけど、謎にフューチャーされるタンゴに清順みたいな娼館のセット、それを照…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事