時代劇は死なず ちゃんばら美学考の作品情報・感想・評価

時代劇は死なず ちゃんばら美学考2016年製作の映画)

上映日:2016年12月03日

製作国:

上映時間:85分

3.5

あらすじ

「時代劇は死なず ちゃんばら美学考」に投稿された感想・評価

松方弘樹は晩年、色々なTV番組や雑誌で近衛十四郎の話をしていたけど、いつも少年の顔になっていて誇らしげだった。
この映画ではさらに生き生きと語っていて、それを見るだけでも嬉しくなる。

時代劇を体系化するに当たり、黒澤映画を重視し過ぎない構成には好感を持ったが、インタビューの受け手の誰もが本気で「今の時代に時代劇を!」とは考えてなさそうだなとも思った。
まさと

まさとの感想・評価

2.9
インタビューに出てくる人がみんなおじいちゃんで、ちゃんばら映画の伝統は完全に途絶えたとかんじた。
無声映画・白黒映画時代の立ち回りのフィルムを大量に見れたのが収穫。
映画評論家の人達が話をしているシーンが長くて途中で飽きたけど、大河内傳次郎の『長恨』が観られたのは良かった。
身内ホメホメに徹してしまった感じがある。「太秦トワイライト」の絶望的な時代劇の終焉から新たなものを見せてもらえるのは「スローな武士にしてくれ」を待つ必要があった。

老人ばかりを重用して若い動ける役者が全て特撮へ行ってしまった。現代では盛り上がっているジャンルにとっては他人事ではないぞ。
駄猫

駄猫の感想・評価

3.0
勿体無い出来、というのが率直な印象。

インタビューに登場する関係者や使用可能な素材の豊富さを考えると、もう少し深い考察と充実した内容のものが出来たのではないかと思ってしまう。

個人的には冒頭の映画の歴史や最後の新撮のシーンはもう少しタイトにして、殺陣の違い、かつての撮影所の個性差、名監督たちの作品群への考察などをじっくり観たかった。

とはいえ、時代劇が形骸化し、衰退している昨今。
こうした作品が作られたことは喜ばしいし、時間も短く気軽に観ることができるので、入門編としては良いのかも。

時代劇が持つ可能性への言及も印象的だった。
今だからこそ、の面白い時代劇が観たい。
映画学校で上映しそうなドキュメンタリー。映画研究者たちの意見が意外に多くて、どうせなら中島監督目線の意見をもっと聞きたかった。黒澤とか大映の時代劇の言及がもっと欲しかったですね。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.0
内容覚える気なくダラ見したけど人によって殺陣のスタイルが違うみたいな話は今まで考えたこともなかったから面白かった。
春日太一さんのまとめるような喋りかた分かりやすい。
監督が黒澤時代劇について言葉を返すとこ秘められたエモさを感じた。
しかし序盤に女優さんと話している監督見てると可愛いオジさんて感じでこれで初めてお姿を見る人は錚々たるフィルモグラフィーと一致しない感じではないか。
まこー

まこーの感想・評価

5.0
父を語らせる松方弘樹を撮っただけで価値ある。『太秦ライムライト』とセット。
かくも豊穣なる我が国ならではの(文化的?)財産が潰えようとしているのが悲しいが。
mince

minceの感想・評価

4.0
「時代劇は死なず ちゃんばら美学考」テアトル梅田1。京都から始まる日本映画の創世から時代劇の歴史成り立ち役割を紐解く。時代劇ファンはもちろん全ての人が観て楽しめるドキュメンタリ。1942年の「長恨」の殺陣に挑むラストは圧巻。呉の映画の行列を横目に見ながらアニメばかりが日本映画やないでと独りごち😎これは「太秦ライムライト」の実録後日談だ。2017年1月14日
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