ペタル ダンスの作品情報・感想・評価

「ペタル ダンス」に投稿された感想・評価

john

johnの感想・評価

3.0
この女優陣じゃなかったら持たない間がいっぱいあった。
物語は自殺未遂した友達に最近知り合った人をドライバーに携え、
数年ぶりに会いに行くという話。
演技なのかカメラなのか、編集なのか、誰の仕業なのか。
不思議なハーフサイズのロードムービー。

ひたすら曇り空な風景で、人の温かみが儚くみえた。
シンプルイズザベスト。

俳優さんたちが
俳優をしてない時の
日常を見ているような映画でした。

言葉が台詞として完結してなくて
なんとなくの空気で
言えなかった台詞もオッケーになってるのが凄い。
何度も相手のセリフを、
聞こえないから聞き返したり
脚本としてはまったく意味のない
相づちだったり 言い直しだったりを
繰り返し続けることで異様なリアリティ
空気感を作っていて、これがすごく怖い。
どこまで脚本で決めていて
どこまでアドリブでやってるのか
もーっ。気になって仕方がない。

主要4人の中でも
安藤サクラさんが特に演技上手いのは
周知の事実なんだけど、
この映画に関しては
ただのスーパーナチュラル安藤サクラなので
演技上手いとかどうこうじゃなく
ホームビデオに映ってる安藤さくら。
演技上手い人たちが
演技しないことに本気出し始めたら
めちゃくちゃ怖いというコトが判明しました。

ただのお見舞いに
忽那汐里さんのキャラクターを配置することで
旅での機微がいろんな面を見せはじめ、
上手いとも下手ともない、
なんとも言えない構図になっていく。

それでもやっぱり宮崎あおいさんの
指の演出は狙ってるとしか思えない素晴らしさ。
5本の指。
4人とひとり。
結ばれている2人と、他の3人。
わざわざみんなに、
カップルというか相手を配置してるのは
そういうことですか。
上手いデスナ。最高デスナ。
評価低いのに
めちゃくちゃ怖い演技力の圧を
見せつけられる映画でした🎞

スパッと映る
吹石さんの綺麗さがすごいシーンがあった。

ありがとうございました😊
ねまる

ねまるの感想・評価

3.6
初めての石川寛監督作品。
「間」の使い方によって、ものすごく独特な空気感を持つ作品。

付き合う前の男女も、
絶望の打ち明けられた友達同士も、
離婚した元夫婦も、
数年ぶりに自殺未遂した友達との再会も、
その「間」がすごく不安になる。

何を考えての「間」なのかな?
どう思ってるのかな?
なんて言えばいいのかな?

実生活で感じたことのある「間」の不安。
台詞と表情と感情が噛み合っていなくて、相手の感情を読むのに時間がかかる。

何を考えているんだろうって思っても、
人と人は違う道を歩んで来ているわけで、分かり合えるはずがない。

彼女たちの考えていることも、
読めないと思っていたのに、
だんだん分からなくても好きになってくる。

少しの仕草に、一言に、なんか良いなって思えてくる。

人と人の繋がりは、そんなものなのかも。
愛せれば良いのかも。

吹石一恵のキャスティングは意外だけど、
宮崎あおいといい、安藤サクラといい、忽那汐里といい、登場シーンは少なくても風間俊介も安藤政信も
この世界の空気感に馴染んでいて素敵だった。
ヤ

ヤの感想・評価

5.0
日本で一番好きな映画監督に出会ってしまった、もっと撮って欲しい
昔観た。私なんていなくなればいいと言い残していなくなったしまった友達。そして大学時代の友達が海に飛び込んで自殺未遂。暗い。この監督の映画はボソボソ喋る系なので何言ってんだか聞き取れないことがしばしば…
moeka

moekaの感想・評価

4.5
風、水辺、祈り、生
何がって明言はできないんだけど好き。刺さる感覚がある。
ぐりこ

ぐりこの感想・評価

3.5
久々の邦画。全く期待しないで見てたのだが、すごく良かった。
全体的にグレーがかった色調で進むので、少し気取った風に見えるが、
内容は全くそんなことない。

会話が全てものすごくリアルでめちゃめちゃ現実感がある。間の取り方とか、会話がかぶる感じとか。

そして最後にすごくほっこりする映画。全体的にすべてが優しい。

心が穏やかになれる。

そして女優陣、みんな演技が上手いです。
ラストシーンの風にのろうとしている3人に祈りをとなえる忽那汐里。めちゃめちゃ良かった…。
Anna

Annaの感想・評価

3.4
好き嫌いどちらでもなかったかな 邦画ぽいゆったりしててあまり色々話さない感じの映画 宮崎あおいが好きで観た やっぱり可愛かった〜 でもみんな自然な感じで、忽那汐里がいい感じに自分を隠していて、最後は希望が見えて少しだけスッキリする感じが良かったかな 闇を抱えてる人たちの暗めの笑顔が、なんかよかった
かなえ

かなえの感想・評価

3.4
あたしの住んでいるところは、日本一日照時間が少ないと、3年間住んでたのに、こないだ知った。起きたら、毎日何時かわかんない白い光がカーテン越しにぬるぬる入ってきている。朝の5時半くらいにも、夕方の3時くらいにも思える。けどどちらも、晴れじゃなく、曇りのそれで、青色の空なんか珍しく見えたら、そういえば空って青かったんだわと馬鹿みたいな当たり前を新鮮に思う。朝なのに電気をつけて化粧する。寒い。水溜まりがいつまでも消えん。風も強い。傘なんかバキバキ折れる。

女友達がいる。話す度に、あたしは何かを間違えている。「なんやこいつ」とあたしなら他人に思うことを自分自身が口走りながら気付けないその時のあたしを、あとから世界で1番恥ずかしくてきもいものに思う。喋り過ぎるあたしの言葉が飛び出している最中で、喉の裏側から「もう喋るのやめてーな」と途端やる気を無くす何かが現れる。「やっぱいーや」「やっぱ黙る」曖昧で、自分ですら価値の分からない、何も分からない何か、全て。この子、何で怒んないんだろう、何であたしと会ってるんだろう。目の前の子が苦しんでること、あの男の子と寝ただの、んん、この子というより、「人類の中のとある彼女」という感じ。ていうか苦しみってなんだ?ああ友達減るなあ、

まいっか。ママごめん。

宮崎あおいの声になりたい。そしたら、あたしの話したいこと、伝えたいこと、もっと、あたしの心のかたちに近く、相応しく、外に出てくれるきがするって毎回思ってる。あたしの声なんて、あたしの考えてること、丸っきり違うもんにして、汚して外に出してて、耐えきれんなあ。お酒飲まずに素面の方が、お喋りになるの、危険だ。もう人と会う前は必ず、お酒飲むようにしようか。天気予報見たら、2週間先までずうっと雨と、混ざった何個かの雪マークだった。空は、青じゃなくて白。分厚い分厚い灰色と白。その下にいるあたし達はみんなどこか霞んで、薄いのに、嫌に主張し合ってみえる。目に入れただけでぶつかったみたいに感じる。優しい人に、酷くしてしまう。酷い人に程、優しくなれる。あたしの日常は、ここと同じぐらい、ずうっと延々に雨か曇りで、たまに、「そういえばそうでした」って感じで、不意打ちに、晴れる。冬。生活は程遠い。女の子達が話している。死んじゃいそうな明るい男の子はざらにいるけど、死んじゃいそうな明るい女の子って、なかなか見ないなあと全然役立たないことに神秘的な気持ちになって、誰かあたしのこと心底嫌いって素振り見せてくれないかなと思った。いまはすごくそれで、安心出来る気がする。
utkt

utktの感想・評価

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 雪と海岸の風景が寒そうで綺麗だった。安藤サクラと宮﨑あおいの会話が見事だった。
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