(ポーランド映画祭2013) ちょっとだけ魔が差したための出来心から悲惨な目に遭ってしまう質の男の回顧録。動きもコミカル…特に士官学校の制服をちゃっかり手にしたことから雪崩のように始まる顛末のエピ…
>>続きを読む所有BD再鑑賞。
1920年代の回想パート(少年期)の不遇さがその後の主人公の人生を絶えず束縛し続けるこれ以上ない滑稽な話。当時の空気とリンクさせる無声映画調の画作りが間断なく炸裂するムンクの懐の深…
アンジェイ・ムンク監督作品。
思考を停止し固定観念に縛られた男が、急速に変遷する社会に必死に着いて行こうとするものの取り残され、誤解されて行く様を滑稽味を混じえながらもシニカルに描いた作品です。
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「不幸」ではなく「不運」なのが言い得て妙。何をしても空回りしてしまう主人公の人生をコミカルかつ悲劇的に描いた作品。ポーランドの戦時下での混乱、つまり体制派か反体制かという、同じくポーランドの監督ア…
>>続きを読む幼き頃から、不運が付き纏う人生を送ってきた男の話。前半、虐めに近い不運が続き、この感じ続くの胸が苦しいとなるが、途中からは自身の起因故、仕方なさを感じるも、俯瞰してみたら結局は連なり、幼き頃の不運が…
>>続きを読む不運と言えば不運である、だがその種を蒔き、水をやり、更に肥料まで盛り、不幸の大輪を咲かせたのは己自身なのであり、そう言うものを世間一般では「自業自得」と呼ぶのだろう。だが気持ちは痛い程分かる。自分じ…
>>続きを読む「不運」
冒頭、愉快なラッパ吹奏。喜劇的シーンが開始。学校、生徒達。回想する男、空襲…本作はA.ムンク長編三作目にして戦時下の喜劇映画の大傑作だ。物語は主人公を巡る様々な出来事、問題を愉快で楽…
誠実なのか不誠実なのかわからない少しアホな主人公に、自身の性格・行動(と時代性)から様々な「不運」が降りかかる物語。
主人公の生き様はまさに激動に振り回され続けたポーランド史を写す鏡であるように感じ…